『 建材で家を守り住みやすくする 』
こんにちは、Produce・D 阿部です。
本日はマイホームの ” 上のことと下のこと ” というタイトルで非常に重要な点についてお伝えさせて頂きます。
今回はお家の下のことについて先般弊社が手掛けさせて頂きました外構工事にて幸いにも発見できた事例を元にお話しをさせて頂きます。
先日、北海道を襲い全道の電力が失われるブラックアウトが起きるほどの影響を及ぼした地震被害。懸命に再建の努力が現地にて行われておりますが、我々も忘れようにも忘れられない東日本大震災の爪痕。
一見、当事から生活は安定し再建が進み何不自由なく今は暮らしているように見えますが、それでもほんの少しの変化でも良いですから何か住宅に関し不安や疑問がある時は施工会社への相談をして下さいね。時間が経ってしまうと思いも寄らない事例につながる場合もあります。
今回、外構工事をご希望のお客様よりご相談を受け現場調査を実施させて頂きました住宅は大手住宅メーカーさんの物件で、震災時に水道管の亀裂修復工事を実施し上水道については問題なく使用できていました。しかしお客様がご不安だったのは住宅のバックヤード(勝手口、上下水配水管経路)の土地が沈下し枡が頭を出して露出している点。
実は基礎部をきちんと調査すると家の下が空洞化している状況でした。
お客様が住宅施工会社にご連絡をし調査してもらったところコンクリートを流し込めば良いと言われたそうです。それではお客様は納得も安心もできるわけも無く、何度か住宅内覧会や展示会にお越し頂きご挨拶をさせて頂いておりました弊社にご相談をされたそうです。
まず、理由も無く土地の地盤が下がる事はありません。その規模の大小はありますが本件についてはその進度が大きく看過できない状況と言え、しっかりとした調査が必要な事は明らかであるにも関わらずそれを行わないのは大事なお客様の信頼を裏切る事につながります。
震災時の ” 上 ” 水道管修復工事があった事から以下の検討を行いました。
① 地盤は理由もなくこんなに沈下しない
② 上水に関する使用量等の不備は現在無い
③ 上下水の経路の片方の下水経路は物理的に確認されていない
④ 科学的に客観的把握を行うためセンサー調査を実施
⑤ お風呂に水を貯めて流排水調査を実施
この事前検討からProduce・Dではバックヤードの手堀りを行い、赤外線サーモグラフィならびにインスペクションカメラによる撮影調査を実施しました。
調査の結果、東日本大震災時に生じたと思われる亀裂が下水管に発生し、徐々に生活排水と共に家の敷地の基礎下の土砂を流出させている事が判明し、本被災箇所を完全修復し住宅の土台と地盤沈下を抑止復旧する事に成功しました。
※ 住宅基礎下の空洞部撮影画像
お家って本当に一生の宝ですし大事な大事なご家族の命も守る役目もあると私どもは考えています。何か本当にご不明ご不安な点があればご遠慮なくお問合せ頂ければと存じます。
◎ 弊社WEBサイト掲載記事 ” 住宅診断(排水管亀裂の発見)”
http://www.produce-d.com/?p=13781
※ 高耐震・高効率・高精度住宅を提供するProduce・D