デフレとインフレどちらが良いの?(1)

三浦孝広

三浦孝広

テーマ:時事の経済コラム

 私は、小学5年生の時に初めてインフレについて教えられました。その時の題材が、戦後のハイパーインフレです。子供ながら、自分が貯金している小銭で集めた1000円位の貯金が無くなる印象を受け、インフレは絶対ダメだと刷り込まれました。
 多分、30代~40代の方はインフレに関して、この刷り込みを受けていると思います。では、大人になってデフレ社会を経験して、実際、インフレとデフレどちらが良いのか。考えてみたいと思います。

大事な事を見失っている


 インフレ・・・ お金の価値が下がって、物の値段が上がる現象。
 デフレ ・・・ お金の価値が上がって、物の値段が下がる現象。

 この定義を見ると、デフレの方が、がんばって貯めたお金で多くの物を買う事ができて得な感じを受けます。単純な子供のときはこの考えで満たされます。しかし、子供はそんなに「お金」をもってますか?

子供は、「お金」と「物」のどちらを多くもっているのでしょうか?

子供は「物」を多く持っている!!

 『子供だもの、「お金」も「物」も両方もってないよ。』と思いがちだが、実は「からだ」という「物」をもっている。その資産価値たるや、億を超える!!(それが実感できるのは悲しい事故が起きた時の損害賠償という形で有るのが残念ですが・・・。)
 
 昔の人が、「体が資本」とはよく言ったもので、実に本質を表していると思います。

デフレは子供・若い人の未来を奪っていく

 デフレ下では、物である「からだ」の価値が低下して、その「からだ」から生まれる「労働力」の価値の低下が生まれます。つまり、デフレ下が進めば進むほど、安い給料で使われるようになります。
 若い人ほど、子供ほど、デフレの影響を受け、夢を見づらい社会になります。私たちが生きている社会は資本主義社会、「欲」を利用してお金を循環して社会の活力を作っています。他の国では、日本のデフレは悪い見本に使い、日本の様なデフレにならないよう経済政策を打っています。子供たちが夢を見れない社会は、資本主義ではおかしいのです。

 私がデフレを克服して欲しいのは、子供たちが夢を見れて活力の有る社会が生まれて欲しいからです。

(つづく)

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