リーンスタートアップについて
皆さん、こんにちは!
税理士の影山です。
仙台・宮城の中小企業の皆様の経営に少しでも役立つ情報を、わかりやすくご紹介して参りたいと思います。
さて、今回は、企業やチームで目標を設定・達成するためのフレームワークである「OKR」についてご紹介したいと思います。
この「OKR」は、GoogleやIntelなど、シリコンバレーのIT企業で広く使われ、組織全体が同じ方向を向いて、高い目標を達成するために非常に有効なツールとして知られています。
OKRとは?
OKRは、組織の一体感を高め、成長を加速させるための非常に有効なフレームワークです。
OKR(Objectives and Key Results:目標と主要な結果)は、企業・チーム・個人の目標を連動させ、全社員が同じ方向を向いて、挑戦的な目標達成に向けて取り組むための目標設定・管理のフレームワークです。
OKRの意味は?
OKRは、Objective(目標)と、それを達成したかを測るKey Results(主要な結果)の2つの要素で構成されます。
1.Objective(目標)
(1)意味:
「どこに向かうか?」
定性的な(数値ではない)目指す姿や、達成したい究極のゴール。全社員のモチベーションを高めるような、野心的で挑戦的な内容に設定します。
(2)設定のポイント:
・定性的であること(ex. 「顧客が熱狂するような製品を作る」)
・シンプルで分かりやすいこと
・ワクワクするような挑戦的な目標であること
2.Key Results(主要な結果)
(1)意味:
「目標達成をどのように測るか?」
Objectiveが達成されたかどうかを定量的に(数値で)測定するための指標。通常、1つのObjectiveに対して3〜5つ程度設定します。
(2)設定のポイント:
・定量的であること(ex. 「製品利用者のNPSを+20ポイントにする」)
・目標達成に向けた重要な成果であること
・測定可能であること(進捗が確認できること)
OKRの例
1.Objective(目標): 業界で最も顧客に愛される企業になる
2.Key Results(主要な結果):
(1)顧客満足度調査で90%以上の「非常に満足」を獲得する
(2)解約率を四半期で5%未満に抑える
(3)既存顧客からの紹介経由の新規顧客数を30%増加させる
以上、「OKR」について、簡単にご紹介させていただきました。
さらに詳しくお知りになりたい方は、中小企業における具体的な活用方法や、実際に当事務所で活用しているOKRのフォームを、当事務所のHPでご紹介しておりますので、ぜひ下記のサイトでご確認をお願いします。
目標達成のためのフレームワーク:OKRについて



