インプラント・歯列矯正のプロ
堀克昌
Mybestpro Interview
インプラント・歯列矯正のプロ
堀克昌
#chapter1
旧国道4号線と国道4号線バイパスの間、広瀬川に沿うように走るバス通り(県道52号線)沿いにある堀歯科医院。看板に掲げるインプラント・歯列矯正・口臭外来には、宮城県内はもとより宮城県外からも多くの患者さんが通っています。
「虫歯や歯周病になるのは、歯並びが悪く、歯磨きがきちんとできないところが多いんです。正しいブラッシングを覚えることも大事ですが、磨きやすい歯並びにすることは一番の予防になります」と話すのは、副院長の堀克昌先生。ご自身も歯列矯正され、ビフォーアフターの違いを実感されているだけに、熱く思いを語ります。
虫歯ができたから削って詰めるのはあくまで対処療法と考えているそう。小さい虫歯なら削らず定期検診で様子を見ていくことも。長い目で見てどれだけ自分の歯をいい状態で残すかということに重きを置いています。
歯が欠損してしまったところに、人工の歯根を埋めるインプラントをすすめるのも同じ理由から。「インプラントの良さは、他の歯に負担をかけないということ。入れ歯やブリッジはどうしても残っている歯に負担をかけてしまう。加齢により歯は弱くなっていくのに、噛む力はそうそう衰えないので、一部欠損すると加速度がついて自分の歯がなくなっていくのです」
きちんと噛める、噛み合う歯は見た目だけでなく、全身の健康に影響します。
歯列矯正をした患者さんから、「奥歯で噛むことができるからか、前よりもいろいろがんばれるようになった」といわれたそう。「歯並びがきれいになって、積極的になったそうです。資格を取って楽しく仕事をしているみたいですね」
#chapter2
堀歯科医院は今から35年前、1974年に堀先生のご両親の堀広範院長先生、博子先生が開院しました。でもそのルーツはさらに大正初期まで遡るとか。
「母方の実家は現在の歯科技工士のような仕事に携わっていたそうです。その後、祖母が古城(仙台市若林区)で開業。子どもの頃よく出入りし、遊び場にしていました」
そんな歴史のある歯科医の家庭に育った堀先生が、歯科医になるのは自然な流れだったとか。現在は奥様のはるみ先生も加わって4人で治療に当たっています。
待合室は、淡いたまご色の壁がやわらかな雰囲気。ウィルスなどの浮遊菌や匂いも除去しています。でも堀先生は「待合室を快適するより、待たせず治療をすることの方が大切」ときっぱり。歯列矯正やインプラント、口臭外来など長期的な通院が必要になる分、来院して治療する時間は最小限にしてあげたい。また、一度の治療で長期に安定させることを理想としています。
「高度なテクニックを習得することがそれを可能にする」と思いは熱く、実際の治療にあたり、歯科医の大先輩であるご両親からもいろいろアドバイスを受けながら、東京、大阪など国内はもちろん、海外まで興味のある分野のセミナーや研修会に通い、最新の情報と専門的知識、技術を高めてきました。
奥様のはるみ先生いわく、堀先生は「努力家で興味があることをとことんつきつめるタイプ」。取材に伺った週は青森や東京、大阪のセミナー・研修と仙台での診療を行き来する過密スケジュールを精力的にこなしていらっしゃいました。
#chapter3
口臭について学び、2005年に口臭外来を開設した当時、看板に掲げている歯科医院は東北で2軒しかなかったとか。HPで紹介したこともあり、県外からも数多く来院しました。「口臭の原因を見つけて治療しますが、実はその悩みには心理的な部分が大きく影響します。スタート時は休診日を口臭外来の日にあてて、じっくりカウンセリングを行ない、一人ひとりに向き合いました」
患者さん自身も気がつかない問題に気づき、一緒に解決していくことに喜びを感じたという堀先生。それは一般の歯科診療にもいえることで、「患者さんには今できる最善の方法を提供することが本質だと思うんです。そのために手間をかけて勉強し続けています」
目指す将来は―?
「宮城県で一番たくさんの『ありがとう』をもらえる歯科医院になることです。これはワタミ株式会社の渡邊美樹会長の言葉からヒントを頂きました。宮城県で一番を目指す、それは治療技術・経験値や評価の数だけではありません。患者さんに満足していただき『ありがとう』の言葉をいただく数、患者さんの“笑顔”に立ち合える数が一番多いということになります」。
歴史を受け継ぎながら、患者さんのため、常に進化しようとする姿勢が印象的でした。
(取材年月:2009年11月)
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