遺品整理・生前整理で伝える一人一人の「生きた証」（1/3）

宮城県初の遺品整理士として、「命」と「人生」に向き合う

　私たちは、いつか必ず「死」を迎えます。
人生の別れに寄り添い、新たな一歩を踏み出す力を与えてくれるのが遺品整理士です。遺品整理とは文字通り、故人が残したご遺品を整理する専門家のこと。これまでは遺族が遺品整理にあたるのが当たり前とされてきましたが、高齢化や核家族化によって、その需要は高まる一方です。

　今ではその数も多い遺品整理士ですが、「スマイルライフみやぎ」の鳥谷部剛明さんは、宮城県で初の遺品整理士に認定された方。メディア出演や講演実績も多数あるので、ご存じの方もいることでしょう。「遺品・家財整理のご依頼で一番多いのは、遠方に暮らすご親族さまからの『故人の遺品整理をしてほしい』というご依頼です。形見分けにするものや、貴重な資源として有効活用ができるものなどにきちんと分けて、必要であれば遺品のご供養・お焚き上げサポート、デジタル遺品整理（パソコンやスマホのデータ処理）などもいたします。近年は、遺品整理という言葉が広まるにつれて、親族や身近な人に迷惑をかけたくないという思いから生前整理の依頼も増えています」

　また、社会問題化している孤独死の現場にも依頼があれば赴きます。「身寄りもなく亡くなってしまった方の遺品整理などは、士業の先生や不動産業者からご依頼を受けることもあります。作業当日のお立ち合いが困難な方に対しても、きちんと写真つきで報告させていただきますので安心してご相談ください。必要であれば特殊清掃やリフォームにも対応します」

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