研修記録
私の3つの強み
強み① 介護の困りごとと心の不安への同時サポート
家族の介護が始まってから、不安が募ったり、些細なことでイライラしたり、うまく言葉にならないモヤモヤを抱えたりしていませんか。私は宮城県石巻市で精神保健福祉士・認定心理士として、介護を担うご家族からのご相談をお受けしています。
地域には、地域包括支援センターやケアマネージャーなど、介護を支える専門家がいます。それでも、相談窓口につながっていない方はいらっしゃいますし、すでにサービスを利用していても、日々の介護に伴う細かな負担を数多く担い、相当に疲れておられる方もいます。そうした日常の介護に関する困りごとと、ご自身の不安やイライラの両方に対応できることが、私の強みです。
介護の困りごとと、介護をする人の心の不安は、切り離せるものではありません。手続きやサービスの説明だけを受けても気持ちが晴れないことがありますし、気持ちの整理だけをしても目の前の負担は残ります。ですから私は、どちらか一方に絞らず、お一人ずつの状況をうかがいながら、両方を同じ時間の中で扱います。
必要に応じて、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などにおつなぎすることもできます。石巻市内の介護施設で勤務した経験から、地域のケアマネージャーとのつながりがあり、介護に関する疑問を直接確認できる体制を整えています。「これは役所で尋ねていいことなのだろうか」と迷って足が止まってしまう前に、まず私にお話しいただければと思います。
ご相談は初回30分3,000円、または初回50分5,000円からお選びいただけます。2回目以降は、傾聴とソーシャルワークが50分6,000円、心理療法としてのカウンセリングが50分8,000円です。石巻市垂水町の事務所で、平日の午前と午後にお受けしています。介護という現実そのものは変えられませんが、好きなことをする時間をつくるなど、意識を少し変える工夫はできると思っています。
強み② 生活相談員10年の経験と4資格をベースにした相談支援
介護のご相談では、制度の話と気持ちの話が入り混じります。私がその両方を同じ場でお聞きできるのは、福祉と心理の学びや経験を生かし、なおかつ常に研鑽を重ねることを心掛けているからです。
私は心理学を学び、当初は臨床心理士を志していました。その後、精神保健福祉士の資格を取得し、病院の精神科で勤務した経験と実習などで精神科ソーシャルワーカーという役割を知ったことが、今につながるきっかけになりました。医師でも看護師でもなく、病院と患者さんの間に立ってお手伝いできる立場に、強く魅力を感じたのです。
その後は市役所の窓口業務を経験し、生活保護の受給に関する相談に携わりました。続いてデイサービスの生活相談員として、10年近く介護の現場に立っています。並行して仙台のカウンセラーセンターに通い、カウンセリングの実践を積むトレーニングも受けました。デイサービスでは、利用者の方や職員などさまざまな人と関われることが何より楽しく、日々の積み重ねを大事にしながらお一人ずつの状況に目を配り、こまめにお声がけをすることで喜んでいただけたことが、私のやりがいでした。
現在は、公益社団法人日本精神保健福祉士協会の認定精神保健福祉士、公益社団法人日本心理学会の認定心理士、JADP認定上級心理カウンセラー、そして認定成年後見人という4つの資格を持って仕事をしています。また、日本精神保健福祉士協会が認定する成年後見人ネットワーク組織にも所属しており、精神障がいや認知症などにより判断能力が十分でない方を支える成年後見制度についてのご相談にも応じています。
介護、障がい、生活保護、成年後見と、並べると別々の分野に見えますが、ご相談に来られる方の暮らしの中では、これらは地続きです。窓口ごとに事情を説明し直す負担を、少しでも減らしたい。それが、この4つを一つの事務所で扱っている理由です。どこに相談すればよいか分からない、という状態のままで結構ですので、まずはお声をかけてください。
強み③ 提案を先走らず、傾聴から始めるカウンセリング
ご相談の場で私が最も意識しているのは、提案を先走らないことです。
経験や知識があると、お話をうかがいながら「こうすればいいのでは」という答えが浮かんできます。けれども、それを先にお伝えしてしまうと、ご本人が本当に困っていることや、これから言おうとしていたことが、その場から消えてしまいます。ですから私は、ご本人がどんな気持ちでいて、何を求めておられるのかを、丁寧にお聞きすることから始めます。対話を重ねるうちに、ご自身の中で言葉が整い、穏やかな気持ちを取り戻していかれる。その過程に伴走するのが私の役目だと考えてい
ます。
当事務所では、傾聴とソーシャルワークによるご相談と、心理療法としてのカウンセリングを分けてご用意しています。制度や手続きの整理が必要なときと、心の内側に向き合う時間が必要なときとでは、必要なかかわり方が違うからです。どちらが今のあなたに合うかは、初回のご相談の中で一緒に決めていきます。回を重ねる中で必要なものが変わっていくこともありますので、今日は手続きの整理に時間を使いたいのか、気持ちを聴いてほしいのかを、その都度うかがいながら進めています。
介護が必要になると、これまでの自分を失ってしまったように感じることがあります。また、介助をするご家族は、自分のペースでの生活が難しくなり、心身ともに疲れてしまうことも少なくありません。私はそうした姿を、これまでに何度も目にしてきました。「自分が我慢すればいい」「介護があるから仕事を辞めなければいけない」と、一人で抱え込んで思い詰めてしまう方もおられます。
ショートステイなど、ご家族がご自身の時間を確保するために利用できるサービスもありますので、「こうしなければ」という常識や世間体を、少しの間だけ横に置いてみてください。素直な気持ちを表に出すことで、心はふっと軽くなります。
私の信条は、周りの平和と安寧を願いながら、自分らしく、幸せを感じて生きること。あなた自身がどうしたいのか、立ち止まって心に向き合う時間を、一緒につくりましょう。


