酌井社労士事務所便り【2024年10月号】
厚生労働省は、「令和6年版厚生労働白書」を公表しました。
第1部は「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」をテーマとし、こころの健康を損ねる背景にある「ストレス要因」に着目し、幼年期から老年期までに至るライフステージに沿って、現代社会のストレスの多様さについて考察した上で、こころの健康に関する対策や支援の現状および今後の方向性を提示しています。
第2部では「現下の政策課題への対応」として、子育て、雇用、年金、医療・介護など、厚生労働行政の各分野について、最近の施策の動きをまとめています。
こころの健康について、厚生労働白書で大々的に取り上げられるのは、今回が初めてのことです。
◆第1部 こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
「こころの健康」と「こころの不調」について
1.社会保障を取り巻く環境と人々の意識の変化
2.こころの健康に関する取組みの現状
3.こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
◆第2部 現下の政策課題への対応
特集 令和6年能登半島地震への厚生労働省の対応について
1.働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備など
2.女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画
3.自立した生活の実現と暮らしの安心確保
4.若者も高齢者も安心できる年金制度の確立
5.医療関連イノベーションの推進
6.国民が安心できる持続可能な医療・介護の実現
7.健康で安全な生活の確保
8.障害者支援の総合的な推進
9.国際社会への貢献
10.行政体制の整備・情報政策の推進
老若男女を問わず、メンタルヘルス不調を抱える社会となってきています。社内環境や社員のライフステージの変化に気を配り、安心して働き続けられる職場づくりをしていきましょう。
【厚生労働省「令和6年版厚生労働白書」を公表します】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42715.html