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松村省吾(まつむらしょうご) / 外装リフォーム

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コラム

シーリング乾燥時間の全て:3段階の硬化過程と素材別の違いを徹底解説

2024年4月1日

テーマ:お役立ちコラム

コラムカテゴリ:住宅・建物



DIY愛好者や家の修繕を自分で行いたいと考える人々、特にシーリングやコーキングに関する作業を初めて行う初心者にとって、乾燥時間は非常に重要な要素です。

この記事では、シーリングやコーキングの乾燥時間に関する情報を提供し、作業を正確に行うためのガイダンスを提供します。

乾燥時間が短すぎると作業が不完全になり、長すぎると時間が無駄になる可能性があります。

この記事で適切な時間を把握し、後悔のない家の修繕を行いましょう。



□シーリング乾燥の3段階過程



1.第一段階の表面硬化

シーリングやコーキングの乾燥過程の最初のステップは「表面硬化」です。

この段階では、施工後から表面の約0.5mmが乾燥します。

手で触れても大丈夫な状態になりますが、内部はまだ硬化していないので、強く押すと形が崩れる可能性があります。

強度や状態を確認する際は、優しく触るようにしましょう。



2.第二段階の皮膜硬化

次に進む「皮膜硬化」では、表面から約2mmが乾燥します。

この段階で上から塗装を施すことも可能ですが、内部はまだ完全には硬化していません。

塗装を施す場合は、しっかりと皮膜が硬化していることを確認してから行いましょう。



3.第三段階の完全硬化

最後に、「完全硬化」の段階に達すると、内部までしっかりと硬化します。

この段階では、水に濡れても、衝撃を与えても問題ありません。



□シーリング乾燥時間の素材別違い



シーリングの乾燥は、三段階の過程を理解することも大切ですが、素材別の特徴や乾燥時間も頭に入れるようにしましょう。



1.アクリル

アクリル系のシーリングは、施工範囲が狭く、乾燥時間も比較的短いです。

約1日放置すれば、ある程度は固まります。



2.ウレタン

ウレタン系のシーリングは、乾燥時間が非常に長いです。

皮膜硬化まで約4時間、完全硬化まで約3日~1週間かります。

紫外線に弱いことが特徴で、上からの塗装が必要になることに注意してください。



3.シリコン

シリコン系のシーリングは、乾燥時間が非常に短いです。

水回りでの使用が多いこの素材は、急な修繕にも対応できます。



4.変成シリコン系とポリサルファイド系

変成シリコン系やポリサルファイド系など、他の素材もありますが、それぞれに特有の乾燥時間があります。

特にポリサルファイド系は非常に長い乾燥時間がかかり、完全硬化まで約4日~1週間かかります。



□まとめ



シーリングやコーキングの乾燥時間は、使用する素材や環境条件によって大きく異なります。

特に初心者の方は、この記事で解説した各段階や素材別の特性をしっかりと理解し、適切な作業を行うように心掛けましょう。

失敗することなく、確実な作業を行うための第一歩として、この情報が役立てば幸いです。

この記事を書いたプロ

松村省吾

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