コロニアルとスレートの違いは?コロニアルについての基本や補修のサインをチェック
住宅の外壁をはじめ、ガレージの床、塀などに使われるコンクリートですが、適切にメンテナンスしないと時間の経過に連れて汚れや傷が目立ってきます。
頑丈で丈夫なコンクリートですが、ひび割れや剥がれなどの劣化症状を放置しておくと、建物そのものの寿命が短くなってしまいます。
この記事では、コンクリートの代表的な塗装方法と塗装の際の注意点をご紹介します。
□コンクリート外壁の代表的な塗装方法について解説します!
コンクリート外壁の塗装は、使用する塗料と工法によって撥水剤、クリア塗料、弾性塗料、再現工法の4種類に分けられます。
撥水剤はコンクリートの防水性を保つために塗る塗料で、防水効果の復元、コンクリート表面の中性化防止の役割があります。
コンクリートは中性化すると内部の鉄筋の劣化を加速させますが、撥水剤はこれをアルカリ性に戻す効果があります。
クリア塗料は撥水剤の後に塗る塗料で、コンクリートの風味を残しつつコンクリートを保護します。
シリコンやフッ素が一般的で、ひび割れなどがすでにある場合は補修の跡がそのまま残ります。
弾性塗料はシーラ―などの下地の上に塗る塗料で、塗料事態に伸縮性があるためひび割れに強いという特徴があります。
クリア塗料よりも少し耐用年数が長く、長期的に見たコストパフォーマンスが高いですが、塗膜が厚いためコンクリートの風味が薄れてしまいます。
再現工法はコンクリート壁のメンテナンス方法の一種で、コンクリート壁を新築時と同等の外観・性能に戻す工法です。
再現工法は各塗料メーカーによって名称や工法が異なります。
□コンクリート外壁を塗装する際の注意点をご紹介します!
*ひび割れを見つけたらすぐに修理する
ひび割れの内部では錆による腐食が進行している場合もあるため、修理して機能性を保ちつつ、美観性も高めることが大切です。
*10年に1回は塗り替える
クリア塗料や撥水剤による塗装の効果は10年以上は持続しないため、雨漏りや壁のひび割れ、外観を保つためにも、定期的に塗料を塗り替えることが大切です。
*DIYによる塗装は控える
費用を抑えるためにDIYによる塗装に挑戦した結果、塗装に必要となる足場の設置に予想以上にお金がかかることがあります。
また、コンクリートに合わない塗料を選んだことでカビやシミが発生してしまったり、塗装に不備が残って雨漏りの原因や再塗装に追われてしまったりします。
□まとめ
コンクリート塗装には様々な種類の塗料があり、壁自体の材質や外壁の状態についても考慮しながら塗装することが求められます。
コンクリート外壁の住宅にお住まいで建物の機能性や美観性を保ちたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、当社へご相談ください。