外壁コーキングが寿命を迎えたらどんな症状が見られるのか解説します
外壁塗装や屋根塗装で、「無機塗装」という単語を聞く機会はあるでしょうか。
シリコン塗料やフッ素塗料と比べて歴史が浅い塗料なので、どんな塗料なのか気になる方も多いでしょう。
今回は、無機塗料のメリットとデメリットをご紹介します。
□無機塗料のメリットについて解説します!
1.20年から25年もの高い耐候性がある
無機塗料は耐候性という紫外線に対する強さが他の塗料に比べて圧倒的に高い点が最大のメリットです。
一般的人アクリル塗料は3~5年、ウレタン塗料は8~10年、シリコン塗料は10~15年、フッ素塗料は15~20年と言われており、無機塗料は20~25年で最長です。
2.カビやコケが繁殖しにくい
カビやコケは有機物を栄養として繁殖するため、無機物からなる無機塗料は有機物の含有量が少なく、防カビ・防藻性を持っています。
カビやコケは美観性を損ねるだけでなく、根を張ることで建材自体を傷めるため、無機塗料を使うことで見た目も性能もきれいなままに保護できます。
3.汚れが落ちやすい
無機塗料は親水性や低汚染性という、水となじみやすいため表面についた汚れが雨で流れ落ちやすくなり美観性を保つ性質があります。
汚れがすべて完全に流れるわけではありませんが、砂ぼこりや排気ガス、鳥の糞など、外壁に付着する汚れの主要因を流してくれます。
そのため、大通り沿いや畑の隣などどうしても汚れがついてしまう立地の家にはとても嬉しい機能です。
4.燃えにくい
そもそも無機物が不燃性のため、無機塗料も非常に強く燃えにくい性質があります。
100%全て無機物で構成されているわけではないため全く燃えないわけではありませんが、近隣の火事で飛び火してきても二次災害を防ぎやすい性能です。
□無機塗料のデメリットをご紹介します!
価格が高いことが最大のデメリットだと感じる方が多いです。
メンテナンスや再塗装の頻度が低いため長期的に見れば高くないと考えられるかもしれませんが、すぐに塗装が必要だがどうしても手元にお金が少ない方には難しいかもしれません。
そして、再塗装できない場合があります。
無機塗料は塗装表面に汚れが付着しにくい特徴があると前述しましたが、それによって新しい塗料と無機塗料の塗膜が密着しにくく、早期に剥がれてしまうことがあります。
□まとめ
無機塗料は非常に寿命が長く、現在ある塗料の中では最も高い耐候性を持つ塗料の一つでした。
塗料ごとの特徴、そして無機塗料の中でも商品ごとの特性をしっかりと理解して、ご自身が理想とする塗料選びをすることが大切です。