一つの施工から見えづらい劣化を発見し、家を守るお手伝い　～軒・外壁まわり～

2022年11月25日公開 / 2022年12月19日更新

テーマ：お家の経年劣化から考えること

コラムカテゴリ：住宅・建物

小さなことがきっかけで　同時に施工させていただきました

住宅を購入して長年生活をしていると　何かしら痛んできます。
今回はそんな体験談をお話します。
お家は　私たちの安心・安全を守ってくれる力強い味方です。
雨の日も風の日も必死で私たちの命を守り続けています。
ある日その一部が外れ落ちました。
軒の換気パネルが劣化して外れてしまいました。
軒の換気には大きく分けて2種類あります。有数の穴があるボードを軒の所々に使用しているものと、軒の一部をくり抜いてそこにガラリ的な製品を取付けるタイプがあります。
今回のお客様は後者のガラリが取付してあるタイプでした。
現状確認をさせていただくと　軒、バルコニーの塗装も一緒にご提案させていただきました。
お家のこと　気にかけているようで　コストがかかるので後回しになりがちです。
ご提案は今すぐ施工必要な箇所ではありませんが　今後のライフスタイルにあわせて選択いただければよいと思います。
今回はご予算と今後のこともあわせて　施工いただきました。

バルコニー床の塗装

最初にバルコニーの塗装から見てください。
ベランダ内が黒カビや藻で汚れていますね。

まずは　洗浄しているところです。

室外機もこのように浮かして　施工します。

こちらは塗装完了の写真です。

軒天パネル

今回のきっかけとなったはずれたパネルです。軒に留めていた金具部分の劣化が原因で割れた為　軒から外れる原因となりました。

軒天塗装

次は軒天の塗装です。
軒天塗装のはがれの原因はさまざまですがこの剥がれを放置しておくと　腐食の原因となり、今回のように一部だけで済まない恐れもあります。

これが軒天塗装の施工前後です。

コーキングの剝がれ

最後にバルコニー壁コーナー部分の剥がれについて


壁のコーナー部分は　出隅と言われる外壁材を直角に繋ぎ合せた役物を使っていますがその直角に仕上げた部分のコーキングが剥がれており　その部分から雨が壁部分に入り込み
中の材木が腐敗する原因になります。
これは壁全体に言えることで　ひび割れた部分などから雨漏れの原因となり家全体が傷んでしまうので　コーキングなど応急処置が必要となります。

このようにマスキングテープを施してコーキングの完成です。
今回は一部の発見で　見積にはない内容でしたが　サービスで施工させていただきました。

家の骨組みを守る大事な部分が何らかの原因でその役割を果たせなくなると内部の柱まで傷む原因になります。なにかのきっかけで早期対策に活かしたいものです。
【施工済】