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森下大亮プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

介護家庭に必要な「道具」

森下大亮

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介護家庭に訪問していると、時々夫婦の言い争いに遭遇し、話し合いに参加することがあります。

介護が必要な〈夫〉は自分で身の回りのことができず、生活するには介護者〈妻〉の手助けが必要です。お互い生活する為に必死になっています。そのため、ぶつかることがあります。


〈妻〉
「なんでもしてもらって当たり前やと思わないで!」


〈夫〉
「できないもんは、しょうがないやんけ!」


そんな時は、「翻訳コンニャク」を使って、本当に言いたいことを、それぞれに伝えてあげるとこうなります。


〈妻〉の翻訳
「あなたは、自分でできなくて、つらいとわかってるし、してあげたいと思ってる。でも、もう少し自分でやってもらえると助かるし、嬉しい」


〈夫〉の翻訳
「いつも助けてもらって申し訳ない、そしてありがとう。お前がいてくれるから、生活できている。これから、少しでもできることを増やして、助けてやるからな!」


(森下)って、ことですよね?

と伝えると、2人とも照れくさそうに「ん〜、そういうこや」と納得される。内容が全然違うと思うかもしれませんが、感情的になると言いたいことが言えませんが、これが真意です。

いつも接する二人ですから、正直な気持ちを表現できなくなっています。その鬱憤から、このような言い合いになることがありますが、日頃の想いを伝える機会であり、前向きになるチャンスです。

当たり前のことにこそ、感謝する大切さを感じさせてもらっています。私達の役割は、患者さんの回復だけではなく、その方を支える家族を含めた生活を豊かにすることです。豊かさとは、色々あると思いますが、のどか治療院では、笑顔の瞬間の多さだと考えています。


是非「翻訳コンニャク」を使ってみてください、空気が温かくなり、自分の心まで温まるのがわかりますよ(^O^)

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専門家

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のどか治療院

介護される人が在宅生活で「できること」を見極め、支援することで自立度を高めて前向きに生きることをサポート。地域の医療・介護従事者と連携して、家族の負担軽減と介護される人の安心な暮らしを目指す。

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