心を楽にするカウンセリングと漢方のプロ
山田純子
Mybestpro Interview
心を楽にするカウンセリングと漢方のプロ
山田純子
#chapter1
山田薬品株式会社「山田薬局」は三条通りにあります。
ご主人の実家が営んでいた昭和20年創業の薬局を、三代目として継承したご主人と共に、現在山田さんはお客様のさまざまな悩みを一人一人丁寧に聞いて解消されています。
「初代は薬局調剤も含めた、いわゆる昔ながらの薬局でした。でも薬だけを取り扱っていると多くのお客様の対応に追われ、なかなかお一人お一人のお話しをじっくり聞くことができず、葛藤がありました。時代も変わり、お客様の身体の不調への不安はとても複雑化し、ますますお一人お一人の症状や悩みに耳を傾けられる薬局にしたいと思い、漢方薬を専門で取り扱うようになりました」
「気楽に立ち寄れる薬店」を目指す山田さんは、物腰も柔らかく、言葉を数分交しただけで、いつの間にかその空気感に安らぎを覚えます。
山田さんの元には、40代から70代の女性が多く訪れます。生理痛、冷え、出産、不妊、更年期障害、ダイエットなど女性ならではの症状や悩みを抱えて来られるお客様の声に、山田さんはその空気感をもって包み込むように耳を傾けます。
#chapter2
漢方は、一般家庭でもお茶などで手軽に摂取でき、昨今、身近に浸透してきているように思えます。
しかし、そうした現状は、ただ症状のみによって処方された漢方を数日服用して、効果がないからとやめてしまう」といった漢方の誤った理解を生んでいることも多く、「漢方の本来の役割や効果は、浸透していないのが現状」だと山田さん言います。
「身体の不調や症状には、必ず原因があります。特に現代の女性は、家庭や仕事などにおける様々なストレスを抱えていることが多く、その原因は、体質だけでなく、お一人お一人の取り巻く環境によって異なります」
病気や身体の不調の相談だけでなく、日常のストレスとなっていることをただ話すだけで「ちょっと元気になったわ」と言って帰られるお客様も多いという山田さん。プライベートなことなので、なかなかすぐには話していただけないことも、何度かお話しをしていくうちに打ち明けてくれることもあるそうです。
「信頼関係を培い、お客様のバッググラウンドを知ってはじめて、そのお客様に合った漢方を処方できると思っています」
また漢方はそもそも体のバランスを整えていく役割や、未然に予防していく役割があるため、漢方を服用してすぐに症状は改善されなくても、処方により体質が変化していることもあります。
「定期的に症状の変化などをお伺いしながら、処方も変えていく必要があります。長期的にサポートしていくことが必要不可欠なのです」
#chapter3
そんな山田さんの趣味は料理を作ることと、食べること。その趣味のお話しから山田さんのルーツが見えてきました。
「料理は、昔からとても身近なものでした。私は幼いころから両親と祖母と一緒に田舎暮らしをしていましたが、祖母がいつも手料理を作ってくれていました。自家栽培した新鮮な野菜を使っていましたので、身体にいいものであったことは間違いありませんが、祖母がこだわっていたのはそこではなく、オムライスなどの洋食や今でいうデコレーション弁当など、私たちが喜ぶものを作ってくれました。そんな祖母を見てきたので、私も自然と料理を作ることが好きになりました」
「料理が好きなら栄養士の資格を取れば?」と周囲に勧められたこともあったそうですが、山田さんは笑ってこう言います。「そこには興味はなかったのです。美味しいと思うもの、幸せだなと感じられるものが、結果身体に良いものであれば、尚いいなと思うのです」
昨年、107歳で亡くなった山田さんのお祖母さまは、お風呂に入れば「極楽極楽」とつぶやき、苦しいときも「為せば成る、為さねば成らぬ」と常に前向きな言葉を発していたそうです。
仕事を60歳までしながらも、料理で手を抜くことも愚痴をこぼすこともなく、楽しいことや嬉しいことを選びながら天真爛漫に生きたお祖母さま。そんなお祖母さまの手料理で育った山田さんだからこそ、先の見えない不安を抱える現代の女性に安らぎを与え、心を
楽にすることができるのでしょう。
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Profile
心を楽にするカウンセリングと漢方のプロ
山田純子プロ
販売職
山田薬品株式会社 山田薬局
生理痛、冷え、出産、不妊、更年期障害、ダイエットなど女性ならではの症状や悩みを抱えて来られるお客様の声にじっくりと耳を傾け、お一人お一人に合った漢方を処方。総合的、長期的にサポートします。
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