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葬儀の見積もり相談から見送り代行まで。後悔のないお別れをサポート

予算に応じた葬祭のアドバイス・お見送り代行を担う終活のプロ

岡田俊介

岡田俊介 おかだしゅんすけ
岡田俊介 おかだしゅんすけ

#chapter1

18歳で飛び込んだ葬祭業の世界。祖母の言葉が人生の原点に

 「最初は特別な志があったわけではありません」と話すのは、「成仏ラボ」代表の岡田俊介さんです。葬祭ディレクター1級資格を持ち、30年以上葬祭業に携わってきました。

 「18歳で飛び込んだ葬祭の世界。孤独死や凄惨な事故をはじめ、当時はまだ一般的だった土葬や大規模な社葬、今では経験できない現場に足を運び向き合ってきました。葬儀の表舞台だけでなく、死の生々しい裏側の現場まで多岐にわたる実務を経験したことが、今の自分の確かな土台です」

 そんな岡田さんの心に深く刻まれているのが祖母の言葉です。亡くなる際、「人が敬遠しがちなことを、誠実に引き受けて仕事をしなさい」と言い残しました。その言葉は、岡田さんがこの仕事に誇りを持ち続ける原点です。

 その後複数の葬儀会社を経て独立。フリーの葬祭ディレクターとして活動後、ハウスクリーニング事業を立ち上げます。豊富な現場経験を持つ岡田さんが、新たな活動へ踏み出すきっかけは思わぬところにありました。

#chapter2

特殊清掃の現場で芽生えた思い。「成仏」を軸に、新たな活動をスタート

 同事業を続ける中で増えたのが特殊清掃の依頼です。高齢化に伴い不動産会社や遺族からの相談が急増しています。

 「岡田さんしか引き受けてくれないと言われることもありました。業界に長くいた私には抵抗はありませんでした」

 さまざまな現場に携わる中で数多くの最期の場面を思い返したという岡田さん。そして頭に浮かんだのが「成仏」という言葉です。

 「私の考える成仏とは、気がかりをなくすこと。本来は亡くなる前にそれぞれが抱える気がかりを事前に整理してなくしておくこと。故人さまは思い残すことなく旅立ち、ご遺族は不安や葛藤をなくして『これで良かった』と思えるのが理想です。しかし現実は、事前にすべて整理しておくことも、後悔しないお見送りができたと言い切ることも非常に困難です。そこで、いざその時が来たときにプロである私にできることがあると考えています。故人さまとご遺族、双方の気がかりをなくすことこそが本当の意味での成仏です。心が楽になるかはご本人次第だからこそ、私は実に徹し、気がかりを一つずつなくしていく存在でありたいのです」

 2025年、その思いを形にするため「成仏ラボ」を立ち上げました。ラボ(研究所)という名には、古い慣習に縛られず現代の多様な悩みに寄り添う方法を探求し続ける決意を込めています。さらに現代の死の現場では遺族だけでなく関係する役所やお寺も困難に立ち会っており、そこに民間企業として役割を担いたいという社会的意義も含まれます。

 特に力を入れているのが葬祭コンサルティングと見送り代行です。多死社会を迎えた現在、火葬待ちが常態化しています。葬儀には専門的な内容も多く、遺族と事業者との間に知識の差が生じることも少なくありません。「故人の前でお金をケチりたくない」という遺族の心情もあり、勧められるがまま細かな追加を重ね、費用が予算の3倍に膨らむケースもあります。こうした情報格差による後悔を防ぎ、納得して選択できるよう第三者として支援しています。

#chapter3

葬儀社選びやお寺との相談も。「予算から逆算する」葬儀の考え方

 「お寺さんと費用について相談するのは気が引ける方も多いですが、少しでも疑問に思ったことは確認すべきです」

 大切な人を亡くした直後は混乱し、内容を理解しないまま話が進みがちです。そのため葬儀社選びや見積もり確認、お寺との相談にも立ち会い、依頼者が聞きづらいことを代わりに伝え希望に沿った見送りを支援します。

 「『予算から逆算しましょう』と常々お伝えしています。その後の納骨や供養にも費用がかかるため、葬儀後を見据え、まずはお骨をどうするかを確認します」

 見送り代行は遠方で駆け付けられない場合はもちろん、長年の確執など「関わることが精神的に苦痛だ」という複雑な背景を抱える遺族からの依頼も増加。従来の葬儀サービスでは、こうした遺族の思いを受け止める場が限られているといいます。

 「無理に悲しむ同調圧力はかけません。ご遺族の精神的な重圧を私がすべて引き受け感情の緩衝材となります。葬儀に関わる従来のスタイルが今まさに変遷期を迎えている現状において、新たに生まれた困難な事に対して確固たる受け皿となり、実に徹したプロとして最期を見届けます」

 30年以上にわたり人の最期に寄り添い続けてきた岡田さん。「成仏ラボ」はすべての経験と覚悟を生かした新しい見送りの形です。

 「『人が敬遠しがちなことを、誠実に引き受けて仕事をしなさい』という祖母の言葉を胸に、ご遺族と故人さまの双方を救うセーフティネットでありたいと思っています」

(取材年月:2026年6月)

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岡田俊介

予算に応じた葬祭のアドバイス・お見送り代行を担う終活のプロ

岡田俊介プロ

葬祭アドバイザー

成仏ラボ

葬祭ディレクター1級を保有し、20年以上にわたり葬祭業に従事。葬儀社選びや見積もり精査への同行、お寺との相談、納骨や遺品整理のアドバイスまで、終活と葬儀を総合的に支援します。

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