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自己効力感

林真理

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テーマ:子どもたちにとって大切なこと

自分でできる、自分の力でやっていけると感じる感情
のことを心理学用語で「自己効力感」と呼ぶそうです。

自分を信じて物事に向かっていく。逞しく自分の人生
を切り開いていくうえで大事な力ですね。特に若い子
は、これから色んなことにチャレンジしていくので!

しかし、

最近の子育て状況、特に学習面に対しての親御さんの
子どもへの関わり方を見ていると、この「自己効力感」
を子どもが持てるように育てるというよりは、その逆
の傾向にあるのではないかな、と思ったりします。

本人が学習でつまずく前から、
「勉強が分からなくなると大変だから」と先回りして、
小学校入学と同時に塾に入れたりして、手立てを与える。

こんなケースがありました。

小学6年生の子が小学校で出された漢字復習プリントを
やっていたのですが、書けない漢字がたくさんあって、
横でヒントをあげたりしてみていたのですが、その子が
「塾で算数はやっているけど国語は塾で習っていないか
らできない。」と言ったのです。

いやいや、塾云々の問題ではなく…習った漢字だよ…

この子のように、塾に行かないと勉強できないと勝手に
思い込んでいる子(保護者)って意外に多いんじゃない
かなと感じます。

塾に行ってようと行ってなかろうと、結局やるのは自分。

塾でやってもらわないと自分で取り組めない。そんな風
になっては、困ります。

最近、様々な学習の背景をもつ子どもたちを見ていて思
うのですが、あまり早く塾に行かされた子より、自分で
家で落ち着いて学習に取り組める姿勢のある子の方が、
入りがよいです。

まだ本人にやる気が育ってない内から、どこかにとりあ
えず入れたら良い、では、ただ行ってるだけになってい
るケースも多々あるんじゃないかなと感じます。

それでも、行ってたら安心するんでしょうけど…

しかし、
宿題の多い塾だと、とにかくこなすことが優先になって、
一つの問題にじっくり取り組む余裕がなくなるマイナス
点もあることをお忘れなく。小学生など学びの基礎の間
は、勉強が本格的に深くなる中学校高校でグンと伸びる
ための地頭を鍛えることが大事。勉強が受け身のただの
作業になっていないか、自分の頭を使って解ける喜びを
ちゃんと味わっているか、を大事にしてほしいと思いま
す。

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専門家

林真理(英会話講師)

eel英会話

言語習得の原則である「聞く→話す→読む→書く」のプロセスを大切にしながら、子どもたちにとって無理なく英文法も身に付くレッスン構成になっています。楽しく継続して学ぶことで自然に英語力が身に付きます。

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