では、いつ始めるのが適切か？
近年、1～3歳という低年齢の保護者様から教室への問い合わせが増えました。
英語教室としては一見喜ばしいことのように思えますが、私はこの傾向はやや
危険だと感じています。そして、当教室では、この年齢の子どもたちの入会は
ずっとお断りをさせていただいてきたのですが、私が断ったところで他の英語
教室に行かれるんだろうなと思い至り、その当時お問い合わせのあった方々で
私の思いに賛同してくださった方々を対象に『英語で遊ぼう会』というものを
月一回無料で開催し、現在5組の親子さんに来ていただいています。
英語も言語習得なので、早い時期から身近に聞いたり話したりして触れていて
も何の問題もありません。音の入りから言うと、できるだけ早い時期に触れて
おくことは良いことです。よく、お断りする時に「まだ習い事にしなくて良い
時期ですよ、お家で英語の歌など一緒に楽しんでおいてください！」と言って
いました。
ひと昔前に、日本語ですらまだままならないうちに英語を学ぶと頭が混乱する
といったような何の根拠もないような説がささやかれたことがありましたが、
そんなことを心配する必要は全くなく、人間の脳は大変素晴らしくできており、
幼児の時期にテーブルの上にあるリンゴを見て、『りんご』とも『apple』と
も言う、と言ったことは余裕で理解できるのです。幼い子どもたちの脳は日本
語とか英語とか意識しなくてもどんどん吸収していきます。この柔らかい脳に
どんどん入れれば、英語もぐんぐん上達しそうです。
では、なぜ私が英語教育の低年齢化を危惧しているのか。
誤解しないでいただきたいのですが、私は幼児期に英語に触れさせることが
危険だと言っているのではありません。英語学習を高いお金を払って習い事化
することに、一考の余地があると思っています。
明日につづく(^^)/
