築47年の空き家をモダンにフルリノベーション
家事ラク設計で支える ― 子育て世代の忙しい毎日
5人家族の暮らしは、毎日がにぎやかで楽しいけれど、朝も夜も大混雑。
小さな「渋滞ポイント」があちこちにあって、気づけば1日がバタバタと過ぎてしまう…。
そんなご家族の「日常の大変さ」を少しでも軽くしたい、という思いから今回のリノベーションはスタートしました。
子どもたちにそれぞれ自分の部屋を
「3人それぞれに、自分の部屋をつくってあげたい」――それはご夫婦の一番の願いでした。
それぞれの部屋は、勉強や遊び、趣味を楽しむなど、子どもたちが思い思いに過ごせる大切な空間に。
親世代にとって「自分だけの部屋」は憧れだったからこそ、その願いを子どもたちに叶えてあげられたことが、何よりの喜びになっています。
構造上すべての部屋を同じ広さにはできなかったけれど、狭い部屋には室内窓を設けて光や奥行きを感じられるように。小さな工夫を積み重ねながら、どの部屋も子どもたちにとって心地よい空間になるように整えました。
家事の強い味方を導入
小さなお子さんがいるご家庭の「大変さ」といえば洗濯。雨の日や花粉の時期には、リビングに洗濯物があふれてしまうことも…。
そこで導入したのが、共働き家庭の強い味方「乾太くん」。乾燥が終わったらすぐ隣のファミリークロークへ。
「洗う・乾かす・しまう」が一直線になったことで、洗濯物がリビングに散らかるストレスから解放されました。
お母さんからは「たたんで仕舞うまでがすごく早くなって、子どもたちもお手伝いしやすくなった」と嬉しい声も。
忙しい朝がスムーズに
5人家族の朝は、身支度や準備でちょっとしたラッシュタイム。洗面台や玄関はどうしても混み合っていました。
そこで、洗面横には「セカンド洗面」を設置。兄弟が並んで歯磨きや身支度ができるので、朝の混雑もスッキリ解消。
さらに玄関を広く取り、靴やランドセル、部活の道具も余裕をもって収納できるように。
出かける前の「早くして!」が減り、家族みんなが自然と笑顔になれる朝になりました。
同じ空間でのびのびと

広く光が広がるリビングは、家族が集まる場所。お父さんがソファで新聞を広げ、お母さんはキッチンから子どもたちの笑い声を聞く――。
「自分の部屋で好きなことに没頭する時間」も、「同じ空間で一緒に過ごす時間」も、どちらも大切にできる住まいへ。
にぎやかな日常の中に、安心とゆとりを感じられる暮らしが、ここに整いました。




