子共と安心して暮らせるマイホーム②平屋の家が人気の理由
「家の契約って、大安がいいんですか?」
こんなご相談を受けることが、実は意外と多いです。
不動産の契約や引渡し、引越しといったライフイベントでは、「縁起のいい日」にこだわる方が増えています。気にしすぎなくても…と思う反面、「なんとなく不安を減らしたい」「良いスタートを切りたい」と考える気持ちも、とてもよくわかります。
そこでポイントになるのが、カレンダーによく載っている「大安」「仏滅」「友引」などの“日取りの目安”です。
大安はやっぱり人気
最も人気が高いのが「大安(たいあん)」。
「何をするにも吉」とされているため、契約日や鍵の引渡し、引越し日などによく選ばれます。実際に私たちの現場でも、大安の午前中にご契約が集中する傾向があります。
ただし大安ばかりにこだわると、スケジュールがずれたり、必要以上に日程を先送りしてしまうことも。大切なのは“気持ちの節目”として前向きに活かすことです。
実は時間帯にも意味がある?
たとえば「友引(ともびき)」の日は、“友を引く”とされ、午前と夕方は吉ですが、昼は凶とされます。
そのため「友引の昼は避けて、午前中に契約したい」というご希望を受けることもあります。
また、仏滅(ぶつめつ)=絶対NG…というわけではありません。ご本人やご家族が気にされなければ、契約自体は全く問題ありませんし、「空いているからスムーズに進む」という利点もあります。
ご家族や親御さんの安心材料に
特に、初めて家を購入する若いご夫婦などは「自分たちは気にしないけど、親が気にしていて…」というケースも多く見られます。そうした時は、六曜に配慮することが、家族みんなが納得して前に進むためのきっかけになることもあります。
契約か引渡しか、どちらを「良い日」にする?
理想は「契約も引渡しもどちらも吉日に」ですが、実務では日程の都合ですべてを合わせるのが難しいことも。そんなときは、「どちらかだけでも縁起の良い日で」と希望される方も少なくありません。
たとえば、契約日は書類に日付を明記するため、“決意の節目”として大安を選びたいという声があります。一方で、「引渡し=新生活のスタート」に重きを置き、大安や一粒万倍日に鍵を受け取るという方もいらっしゃいます。
大切なのは、“どちらに思い入れがあるか”をご家族で話し合ってみることかもしれません。
縁起や日取りを大切にすることは、新しい暮らしへの一歩を、より晴れやかにしてくれる気がします。
まとめ
六曜は単なる迷信と思われがちですが、実際には契約日や引渡し日の調整に影響を及ぼす大切な要素として多くの現場で意識されています。特に大安や友引といった吉日には希望者が集中しやすく、予定が取りづらくなるケースもあります。また仏滅や赤口などの凶日は、売主や買主が日程変更を希望することも少なくありません。
もっと詳しく「六曜の意味」「契約・引渡し・引越し、それぞれに適した日」について知りたい方は、下記のコラムもご覧ください。
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