為替介入は3営業日以内なら1回・・IMFルール
上の表は、2023年12月に日本銀行企画局からでている「中央銀行の財務と金融政策」から抜粋です。
日本銀行のバランスシートが、大規模緩和時どうなるかを示しています。
本来、中央銀行の役目は、物価の安定だと思います。そのために民間銀行から日本銀行が購入する国債の額で市場に出回るお金の量を調整していますね。
大規模緩和時とは、アベノミクスの異次元緩和時代ですね。景気を
良くするためお金を市場にバラマキました。
米国・ユーロ・英国・豪州、他の国の中央銀行もコロナ禍で景気をよくするために市場にお金をバラまきましたね。しかし、2022年からは、お金の回収をはじめましたね。
今年の3月22日の日経新聞に欧米諸国で市場に出ていた「お金の回収が2割程度」とでていました。
市場にバラまいたお金で、民間銀行に残っているお金は、日本銀行の当座預金に預けられ、日本銀行が民間銀行に利子を支払わないといけません。
金利を引き上げる前に、お金を回収、バランスシートを縮小しておくのが、普通なのです。
付利金利を日本銀行が、民間銀行に支払わないといけません。だから残高を縮小しておかないと金利が上がるときに、日本銀行の支払額が増えるのです。
上の表は、2022年末で1998年の9倍に日本銀行のバランスシートが拡大してますね。2024年3月末では、9.5倍に更に増えています。
付利金利の推移ですが、-0.1%⇨0.1%⇨0.25%に8月から上がっています。付利金利対象金額は、現在、約520兆円です。
日本銀行のバランスシートは、日銀当座預金と付利金利の関係だけではないですが、拡大したままの状況は、心配ですね。