日本銀行のバランスシートと日銀当座預金
7月5日の 日経平均 40912.37-1.28
場中の高値は410013円を付け、3月22日に付けた41087.75円を抜きました。
米国でも7月5日 NYダウ 39375.87ドル+67.87ドル
ナスダック 18352.75ドル+164.45ドル
ナスダック指数は連日高値更新してますね。NYダウの高値は、5月20日の
40077.40ドルです。
10兆円クラブの銘柄を保有されている株主の方は、株価が上昇してきて、よかったと思います。
投信は運用会社に売買を任せていますが、個別の株式(積み立て投資以外)で保有されている方、又、新NISAの成長投資枠で株式を購入されている方は、上手に資産運用されているでしょうか。一番難しいのが売り時ですよね。
利益が増えているときは、「もう少し利益が増えたら売ろう」、仮に直近で損している場合は、「前の損を取り戻すまでは」と私もそうですが、証券マン時代の私のお客様もそうでしたね。
上昇相場で利益が積み重ねているうちは、まだいいですね。怖いのは、下げ相場の時です。投資歴20年以内の方は、経験ないと思いますが、私の年代より上の先輩方は経験していると思います。バブルが崩壊した後の相場が、いかに大変だったか。
小さくて見にくいですが、1950年代からの日経平均株価の推移です。
①1989年12月 38915円
②2003年 4月 7607円
③2007年 7月 18261円
④2008年 10月 7162円・・安値6994.90
①~②まで約13年間下がっているのです。この間、小さい上げ下げはありますが、下げ率で80%です。初めから80%下げるのがわかっていれば、我慢もできます。(私は出来ません)。少し下げ、下げ止まると、ここが底値だ、買いチャンスと業界紙、雑誌でも紹介され、お客様も「ここで買って平均コストを下げて、戻ったときに売ろう」とナンピン買い(保有株式を最初の買値より下がって値段で買い、平均買い単価を下げること)を続けていましたね。下がってくるときの日経平均の下げ止まり目標値は、13日線、26日線から、さらに下がると13週線、26週線、さらに下がると13ヶ月線、26ヶ月線,52ヶ月線、買い場のメドとされていた移動平均線をことごとく修正されながら、下回り、下がっていくのです。日経平均が1万円を下回る頃には、株式雑誌にも日経平均5000円説など日経平均が下がってくると、発行されていましたね。底がわからないのですね。私達の営業マンの感覚も「3万円は割らないだろう」、「2万円は割っても高値の半値だから買い場だろう」だったのが、1万円を割ってくると「どこまで下がるのか」と不安と恐怖でしたね。とても「株価が上がるまで待ちましょう」など私は言えませんね。お客様の中には、継続保有されて、その後、利益確保されている方もいると思いますが、少ないと思いますね。どちらかというと、株価の下げで毎日の気分を害して、13年の間に損して売却したという方のほうが、圧倒的に多いと思いますね。
途中で売却された方も、最初から保有資産のほとんどを株式購入代金に充てていた方は,ほとんどいなかったと記憶してます。余裕資金で運用していたのが、株式が下がり、ナンピン買いして、更に株式が下がり、資産が減り続けて、余裕資金がなくなり、売却に至っていたと思います。多くの会社も潰れましたね。
そのバブル崩壊の経験から、私は、株価が予想と逆の動きになったときは、ロスカットなり、株数を減らす水準を自分なりに決めるようにしています。
今までは、上昇相場が続いています。しかし、7月は、日本で国債の減額を、9月には米国で金利引き下げが予想されています。そして11月5日の大統領選挙が待っています。私は、相場の転機が近づいてきていると思っています。仮に、下落相場がきたら、売却する水準を、株数を減らす水準を決めていたほうが、株価に神経をすり減らすことなく、自分の資産を守れると思っています。