NISA口座の開設・利用状況(証券会社10社・2024年9月末時点)日本証券業協会
1月にも[投資の参考に:5]でプライマリーバランスを紹介していますが、「25年度黒字化」が今年は骨太の方針に3年ぶりに明記されました。
日本は借金国としては、先進国の中で飛びぬけていますね。借金は、毎年、増え続けています。米国も最近は利払いが1兆ドルを超えてきたと一部エコノミストの間では、問題視されています。社会保障費などの政策に必要な経費を借金に依存せず、その年の税収で賄っているかを示す指標が、「プライマリーバランス」と呼ばれていますね。家庭で考えれば、当たり前の事だと思いますね。
家計に借金があれば、毎年の収支を黒字にしてから、黒字の中から借金の返済に充てますよね。
2006年に黒字化の目標期限を「2011年」に決めていましたが、リーマンショックや東日本大震災などがあり、その後、2009年に10年以内の黒字化にすることに期限が変更になり、2010年には2020年度の黒字化を期限とすると再設定してトロントサミットでもG20でも公約としているんです。その後も延期や骨太方針に明記なしなど、残念ですが一貫性は見られませんでした。借金は雪だるまのごとく、増え続けて現在に至っていますね。
財政面から見ると、正常化に戻れない日本になっていますが、将来の若い世代の人達に、「借金のツケ」を、まわしたくないですね。今度こそ、プライマリーバランス黒字化を実現して、借金を減らしていきたいですね。