「気をつけなければいけないのは、日本国債の格付けだ」・・神田財務官
国債購入規模縮小する。具体的には7月に計画を示す。
さっぱり、わかりにくいですよね。国債は、アベノミクスの時から金利を下げるために、買いを継続していました。2024年5月には、買いが5兆7000億円、前月より、2000憶円減っていましたね。当然市場では、減額計画が発表されると思っていたところ、何となく、先延ばしになり、一気に円安になりましたね。
国債を保有している法人、銀行、生保等ありますね。勿論、日本銀行もです。
保有国債は、金利が上がれば、単価は下がります。短い債券は、満期が額面償還なので影響は軽微ですが、10年債を保有している法人は、含み損がでてきます。6月14日時点の日銀保有国債の金額は、577兆5000億円、含み損16兆1700億円とされています(マーケットエッセンシャル前田正孝氏)。
2023年末の日銀含み損は、約10兆円ありました。
2022年当時の雨宮日銀副総裁は、長期金利上昇で含み損が
1% 28.6兆円
2% 52.7兆円
5% 108.1兆円
11% 178.8兆円 になると試算を発言されています。
金利を上げるということは、目先の為替動向も大事ですが、含み損が増える金融機関が多くなるという事にもなります。
物価高の原因になっている円安を止めたい、円安をとめるには、日本の金利を正常化に戻さなければ、金利を上げないといけない。金利を上げると、国債保有している金融機関は、含み損が拡大する。
いずれにしろ、為替は、大きく変動する可能性ありますね。
日米ともに神経質な動きが予想されそうですね。