マイナス金利解除後の資産運用の一つ

長島武

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日経新聞2024年3月22日世界のマネーピークより8割減
日本もマイナス金利を解除しましたね。円高にぶれず、円安になっています。新聞の記事にも載っていますが、21日から付利金利(日銀が払う利息)0.1%になっていますね。
今後も頻繁に使われると思う言葉の意味を説明しときます。
テーパリング・・金融緩和を段階的に縮小していく政策
QT・・・量的引き締め、金融引き締め施策
QE・・・量的緩和政策ですね。
     中央銀行が市場から買い入れた国債を満期がきても再
     投資しなくて償還させることも、QEの解除と呼ぶ時
     もありますね。
FRBやイングランド、豪州なども、なぜ、世界の中央銀行は資産の圧縮をすすめているのでしょか。8割ですから、すすんでいるのか、すすんでいないのか、わかりませんが、日本は、今から始めようとしているとこですから、やはり、遅れすぎですね。
普通は、物価上昇率が2%なら金利が2%でないと物価上昇は止まらないと言われていますね。今まで、金利上げなかったのは、金利を上げられなかったからと思いますね。国会答弁を聞いていると何度も書きますが、訳わかりませんね。付利金利が上がっても、新規発行の国債の金利が上がっても(日銀が支払う利息)、保有している国債からの受け取る利息(日銀が受け取る利息)があるから同じですと言われていますね。しかし、保有国債は10年満期ですから10年間はクーポンはかわりません。日本総研の方がいわれていますが、保有国債の加重平均で0.2%です。仮に付利金利が1.2%まであがれば、逆ザヤで1%です。資産が大きいほど、逆ザヤは大きくなりますね。世界の中央銀行は、コロナ化でお金を市場にばらまいていたお金を回収して圧縮している訳ですね。物価上昇が止まらなければ、金利を上げていくしか、方法はなくなるでしょう。日本の場合、逆ザヤ1%で5兆円 逆ザヤ2%で10兆円と言われています。普通でも2%の物価上昇率なら抑えるのに、2%必要なのです。円安になると輸入品の価格はあがりますね。
円安を止めるためには、為替介入がありますね。今、155円台が一つの水準と見ている方も多いようですが、今年は大統領選挙の年です。円買い介入(ドル安)は、ドル安で米国の物価が上がるのは、米国も容認しずらいはずです。やはり、大規模介入はできないのでしょう。最後の手段は、資本移動規制などと言われているエコノミストも方も出てきてます。円をドルに換える事に制限がつくことですね。まだ、制限とか話はでていないですね。でも、物価高、円安を止めるためには、あり得ることなのです。自由に移せるうちにドル資産に150円台であろうと、時間の分散で資産シフトだと思いますね。

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長島武
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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

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