2024年 投資の参考に16:アセットアロケーション日米編

長島武

長島武

アセットアロケーションは資産配分の比率といいますね。その比率で運用成績の9割が決まると言われているのです。毎日、一喜一憂する必要はないと思いますが、自分自身の考えを整理だけでもしていた方がいいと思いますね。通常、相場は10年の内、2~3年は下げ相場があると言われています。リーマンショックの後、アベノミクス、コロナ、と世界各国、金利を下げて、中にはマイナス金利にして(日本は、現在も継続中)、市場にお金をバラまきました。それで、スーパーバブルが発生しましたね。欧米は、インフレを退治する為、市場からお金を回収している過程ですね。日本は、15年、いや16年、バブル相場が続いています。どこかで、必ず、ツケは、残念ですが、おそらく来ます。時間の勝負ですね。だから、今はアセットアロケーションで、対策できればいいと思っています。
私個人的には、今は、アセットアロケーションのタイミングとしては、次の4つがあるのではないでしょうか。
①米国の利下げしたら株式比率を下げる事
・理由は、米国が利下げするという事は、景気が悪いことを認める事なのです。米国市場が下がれば日本市場も影響受けます。米国市場は金利を下がると言っても、株式市場が過熱するとインフレは収まっていないと言って利下げ時期を延ばしていますね。(今の相場が続きますね)2月13日のNY市場でも予想より高いCPIを受けて利下げ時期3月から6月利下げ予想に、又、かわりましたね。1年以上も「利下げする」、「利下げなどできない」このやりとりが続いていますね。覚えておかないといけないのが、大統領選挙まで株式市場が、現状維持か上昇相場で暴落がなかったときは、その反動は、リーマンショック以上の下げがその後に、来る可能性があることですね。
②為替が円高になったら株式比率を下げる。
・理由は、円安で業績UPを見込んで買っている海外投資家の買いがなくなる可能性ありますね。マイナス0.1%を0%にしただけでは、為替に影響なしとの見方もあります。
③10年債の利回りにフォーカスが当たってきたら株式比率を下げる。世界債務は、過去最大です。米国が昔、レーガン大統領の時、双子の赤字と言われていたころの米国の財政赤字は約1兆ドル、今は34兆ドル。(2024年1月2日時点)世界中、お金バラまいたツケを、今後、払わらせる事態になるからです。日本もですね。
世界には「世界の三大バブル」と呼ばれるバブルがあります。オランダのチューリップバブルなどですが、最後は、やはり、はじけています。日本の場合は、国の借金の返済について将来の見通しについて何もありませんね。国の格付け等、引き下げられる可能性もありますね。



④今後、日々の日経平均の変動率は高くなるでしょう。その時に気持ちに余裕がある人は、いいでしょうが、日経平均の上げ下で、1日の気分が不快を感じる時です。
そもそも、保有商品の値段が上がると嬉しいですね。投資信託でもラップでもリートでも株式ならなおさらです。
大丈夫かなと思う気持ちが、1日を支配するようになったら株式の比率を段階的に下げて、気持ちが落ち着くとこまで下げることですね。又、後から比率を上げればいいだけですね。
世界中、スーパーバブルの終焉の時期が近づいてきているのでアセットアロケーションは、注意して考える必要あると思います。①~④のタイミングは、あくまで個人的な見方であり、個人個人の考えの参考にして自分の考えを整理すればいいと思いますね。

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長島武
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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

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