教育費に係るシュミレーション、「減債基金係数」
投資信託を購入する場合、最後に、「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」という記載があります。
為替ヘッジする場合(為替リスクを低減する場合)、将来の為替を予約するので、対象通貨の金利差分の為替ヘッジコストがかかりますね。米国と日本の場合、米国の方が、短期金利が高いので、為替ヘッジする場合(為替リスクを低減する場合)、為替ヘッジコストがかかりますね。
逆に日本の短期金利が、高い時は、為替プレミアムがついてきます。しかし、日本は、世界の中でマイナス金利を唯一実施している国なので、現状では、どの国に投資をしても、為替リスクを低減するには、為替プレミアムではなく、為替ヘッジコストが発生しますね。為替ヘッジコストは、投資対象国の短期金利と日本の短期金利の差になります。
それでは、2001年10月17日設定されている投資信託の為替ヘッジ有りと為替ヘッジなしを比較してみます。
DCインデックス海外株式(ヘッジなし)
基準価格(1/19) 53862円
設定来分配金 180円
トータルリターン
1年 31.49%
3年 19.26%
5年 18.66%
設定来 427.31%
信託報酬 0.924%
信託財産留保額 0.3%
DCインデックス海外株式(ヘッジあり)
基準価格(1/19) 28986円
設定来分配金 180円
トータルリターン
1年 15.50%
3年 5.39%
5年 10.76%
設定来 196.30%
信託報酬 0.924%
信託財産留保額 0.3%
信託報酬や信託財産留保額は同じでも、「為替ヘッジあり」
だと運用成果は、「為替ヘッジなし」と比べて半減していますね。期間が長いほど、ヘッジコストも多くかかっていますね。この期間であれば、為替ヘッジコストが、掛ってもこれだけの運用成果なら大満足と思いますね。今年、「オールカントリー」に資金が一番流入しているそうですが、「オールカントリー」は「為替ヘッジなし」ですね。必然的に円売り要因(円を売って海外株式を現地通貨で買い)になっていますね。投資信託を購入する場合、参考にして選択されたらいいと思いますね。