2024年 投資の参考に7:「炭鉱のカナリア」

長島武

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テーマ:投資

昨日(1月17日)の日経新聞に「炭鉱のカナリア」欧州警告
との記事がでていました。炭鉱のカナリアとは、まだ起きていない危険や、目では感知できない危険を知らせる人、または状況を意味していると言われますね。炭鉱員が地下に降りるとき、行列の先頭がカナリアのカゴを持って炭鉱に入ったと言われています。有毒ガスなどを、人より、早く察知するそうですね。
株式市場では、上昇時などに、いち早く、相場の転機を察知するときに使われる言葉ですよね。みんなが、上昇相場のときに、相場に乗り、下降相場になる前に売り抜けたいと考えますよね。その時に使われますね。「炭鉱のカナリア」と新聞に載ったから相場は下落するかというと、そうでもありませんね。
2022年12月16日の日経新聞にも 迫る「カナリア」の警告
と記事が出ています。2023年、年間で、株式市場は上昇相場でしたね。「炭鉱のカナリア」に取り上げられるのが、債券の、特に低格付け債の動きですね。今回の記事も欧州の低格付け債の上乗せ金利のことでした。2022年の記事も米国の低格付け債のことでした。長期投資では、炭鉱のなかでも防護マスクをつけていると考え、神経質になる必要はないと思いますね。でも、成長投資枠のNISAを使い、短期投資をされている方は、注意が必要で、慎重にならざる得ないと思いますね。

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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

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