教育費に係るシュミレーション、「減債基金係数」
最近、「分散投資」の記事が目につきます。いろんな金融機関やいろんな協会のホームページを見ても年齢別ポートフォリオや目的別ポートフォリオがあります。分散投資の比率を表しているのですが、決まって、扱っている会社の商品の中からです。それも仕方ないとは思いますが、本来は金融機関も分けた方がいいのではと、私は思っています。新NISAは、一つの金融機関しか開くことはできませんが、そもそも利益がでてメリットがあるのです。金融機関を分けるのは、モラルの分散です。金融機関のスローガンは、どこも素晴らしく、実際、スローガンに沿って営業活動していると思いますが、最前線の営業マンになると、やはり、金融機関によって違いが出てきます。最前線の営業マンこそが、その金融機関のモラルを表していると思うので、モラルも分散投資がいいのではと思うのです。
REITについて説明します。REITは、聞いたことはあるけど、なんか、怪しげな商品と思われ、私のお客様でも「REITを外して考えてくれ」と言われるお客様もいらっしゃいます。
REITの特徴を説明します。
・投資家から集めたお金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品ですね。
REITファンドは、複数のREITに専門家が分散投資して運用してくれます。コストが高くなりやすく、海外REITを通して、海外の不動産にも投資できますね。個人で海外投資など私などは、怖くてできませんが、専門家に任せて、小口からREITファンドはできるのです。
・日本のREITをJ-REITと言いますね。J-REITの場合、利益の90%超を配当することで法人税がかからない仕組みになっています。一般的には、株式の配当利回りよりもJーREIT分配金利回りが高い理由です。
REITの投資対象は、オフィスビル、商業施設、住宅、物流施設、ホテル・旅館など、又、複数の投資対象に分散できる「複合型」などあります。いくつ説明します。上場REITです。
アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)
12月28日
初値123900 高値125200 安値123200 終値125200 1口単位
物流施設100%で関東地区91.8%とあります。
物件数13棟 物件取得価額1332憶円
年2回(3月9月) 分配金利回り4.59%
大江戸温泉リート投資法人(3472)
初値70200 高値71300 安値69500 終値71300 1口単位
ホテル86.4%住居13.6%で関東37.4%中部近畿43%その他19.1%
物件数15棟 物件取得額合計360億円
年2回(6月12月) 分配利回り4.3%
上場ですから、極端ですが、今日買って明日売る事も可能ですね。
しかも、値段を見ながらです。J-REITによって分配金がでる月がまちまちです。毎月、分配金がでるようにして、考えてくれと言われるお客様もいらっしゃいます。資産形成の方には、分配金がでる運用よりは、複利運用の方が、良いでしょうが、資産防衛の方で、預貯金より、利回りが高ければ、(確定ではありません)、良しとされる方には、専門家が運用してくれているJ-REITも魅力商品ではないでしょうか。