令和6年度上半期末財務諸表(日本銀行)を見て
ドルコスト平均法、よく耳にする言葉ですよね。投資信託で紹介しますが、別に個別株式でも同じで使えますね。ここでは、わかりやすいので株式で購入した場合と考えてください。
私の経験からですが、一般的投資家の行動を見ると、「株価が上がった銘柄を利益取るために売却、下がっている銘柄は保有」と以前、説明しました。もう一つあります。「株価が上がった銘柄を利益取るために売却、下がっている銘柄は数回、買い下がり、その後、その銘柄が上がるまで、利益がでるまで保有」です。別におかしい行動でも何でもないんです。普通というか、当たり前ですよね。
ドルコスト平均法は、当たり前の行動をとらないようになっています。「一定の金額で、同じ株式(投資信託)を、一定のタイミング」で買う方法です。例えば、20000円を、シャープの株、毎月、購入するというドルコスト平均法では、次のようになります。買うときのシャープの株価に関係なく、毎月20000円分買うのです。仮に12月21日、シャープの株価を1000円とします。
値段 株数
12月21日 1000円であれば、 20株
1月21日、2000円であれば、 10株
2月21日、500円であれば、 40株
3月21日、200円であれば、 100株 買えます。
この4回だけでも20000円*4=80000円の投資です。
株数は合計170株で、平均コストは、470.5円になります。
12月21日に80000円購入した方は、(仮定です)
株数は、80株で、平均コストは、1000円のままですよね
さらに4月21日、株価3000円であれば、どうでしょうか。
値段 株数
12月21日 1000円であれば、 20株
1月21日、2000円であれば、 10株
2月21日、500円であれば、 40株
3月21日、200円であれば、 100株
4月21日、3000円であれば、 6株
この5回だけでも20000円*5=100000円の投資です。
株数は176株で、平均コストは、568.1円になります。
12月21日に100000円購入した方は、(仮定です)
株数は、100株で、平均コストは、1000円のままですよね。
株式(投資信託)も毎日、変動は必ずあります。ドルコスト平均法は、時間を味方につけて、下がったときも株式(投資信託)を買うので、株数が増え、平均コストを下げながら、買っていく方法です。多くの方がしている投資の逆ですね。対象の銘柄が上がっても株数を減らして毎月買い、株価が下がっても、決めた金額で買える分だけは、対象の銘柄を買い続ける方法です。私個人的には、史上最強の買い方だと思います。問題は、時間です。短期間では、効果があるかどうかわかりません。長期間であれば、あるほど、時間を味方に付ける事ができ、最強だと思いますね。それでは、何を対象銘柄にすればいいのかとなりますよね。投資のポイントにあげている世界の人口が増えていれば、世界経済は、成長していくと思います。人口が増える地域の株価連動指数でもよいですよね。又、一人当たりGDP3000ドルの壁を突破した国は、消費関連が急速に普及することを考えて、投資対象銘柄(投資信託)を考えても面白いと思いますね。今後のCO2対策、息の長いテーマですよね。考えれば、材料はいろいろあると思います。
あと、精神的にも楽ですよね。購入した銘柄の値段の推移は、どうしても気になります。ドルコスト平均法だと下がったときに、多く購入することができるので、チァンスと捉え、それほど、気にする必要なくなります。(時間的分散投資しているからですが)
今後は、枠が拡大した新NISAも使えます。新NISAの枠の範囲内であれば、売却した時に税金かかりません。今、手元にリスク資産を保有していても、最強の投資方法のドルコスト平均法を使い、新NISAの範囲内で利用することが一番の投資方法でないかと思っています。
次は、ETFについて説明します。