令和6年度上半期末財務諸表(日本銀行)を見て
株式投資の魅力は3つあると思います。一つは、買った時よりも高く売れると譲渡益(キャピタルゲイン)を得る事ができます。10万円で買った株式(100株を1000円)を15万円で売却した時(100株を1500円)、5万円の利益がでます。100株を1000円で買うとき、NISA口座と指定して買った場合は、利益の5万円が、税金取られず、そのまま手取り5万円プラスになるのが、NISA口座です。100株1000円で買うとき、特定口座を指定して買った場合は、利益の5万円に約20%の税金引かれ、手取り利益は、プラス4万円になりますね。
二つ目が、決算期に保有していれば、会社が得た利益を株主に還元する「配当金」を受け取れます。配当金は、通常、株主総会や会社の取り締り会で正式に決定するので、それまではあくまで予想という事になります。
A会社の予想配当金を1株30円とします。予想配当利回りはどうなるでしょうか。
株価 500円の時:30/500 =0.06 6%
株価 1000円の時:30/1000=0.03 3%
株価 2000円の時:30/2000=0.015% 1.5%
A会社の配当利回りは、その時その時の株価でかわるのです。証券マンがお客様にA社の銘柄をご案内する時、500円の時は、「今買うと、予想配当利回りは、6%ありますよ、市場の平均2.03%(12月8時点)、配当利回りから見ると今の株価水準は、割安な株価水準ですよ」ということが、できますね。
花王(4452銘柄コード)などは、33年連続増配企業です。すごいですね。
花王の直近、5年間の配当です。
2018年 120円
2019年 130円
2020年 140円
2021年 144円
2022年 148円
2023年 150円(予想)です。
この花王の今年の高値、安値、直近値の予想配当利回りを計算します。
予想配当利回り
2023年8月14日(高値) 5828円 2.57%
2023年5月31日(安値) 4877円 3.08%
2023年12月8日(直近) 5768円 2.6%
になります。やはり、配当利回りは、低金利時代の中では、一定の投資判断できる指標だと思います。予想通り配当がでれば、売却しないで保有していれば、保有株価の変動リスクはありますが、配当金というリターンを得られるので魅力的ですね。日本株は通常1回から2回ですが、米国株は年4回配当金を出す企業が一般的です。投資目的によって、使い方はまちまちですね。株主優待の説明は次にします