センター試験後の新入試試験、英検、どう考えるか？

文部科学省よりセンター試験後に導入される予定の新入試制度について、青写真が発表されました。書く、話すの技能も重視することから、英検やTOEIC、TOEFLと言った民間の試験の併用も視野に入れている様ですね。

当塾でも英検は積極的に受験する様に推奨しています。中1は英検3級、中2で準2級、早い生徒は2級、高1で準1級に合格しています。

しかし、英検合格の為に英語を勉強すると言う姿勢は取っていません。あくまで、最終的にはセンターレベル、或いは難関大学ではそれ以上のレベルの長文読解が出来る体力を身に付けると言う事を主眼としています。

英作文も然りで、難関大学の英作文の問題を解けるようにする文法力、表現力を身に付ける事が目標です。

よく、英単語だけ別途テストすると言う話も聞きますが、私は英単語はストーリー性のある長文の中で、用法も一緒にして意味を覚えるのが一番効率的だし、記憶に残ると思うので、解いた長文から英単語のテストをすることはあっても、英単語だけの○○単と言った本から英単語だけテストすると言う事は極力避けています。

長文読解をしようと思えば、文法力を養い、単語力を身に付けるしかなく、逆に長文読解をしっかりやっていくと、こうした力は自然と身に付いて来ます。

なので、当塾では出来るだけ早い段階から、じっくりと長文に向かうと言う授業をしています。生徒さん達は、その過程で自然と英語力が身に付いて、英検に合格していく様です。

英検も出題傾向、TOEICの出題傾向についても、個人的には思うところがありますが、また折りを見て、触れる事に致します。

英検は通過地点であって、最終目標ではなく、やはり長い文をしっかり読み解く力を身に付ける上での副産物だと、私は考えています。単語力、読解力、表現力、文法力等、総合的に力がついてくると、自然と合格していくものです。当塾の生徒さん達は、皆さん、そうやって合格されています。