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長文読解の指導を中心とした、難関大受験に特化する少人数制の指導

志望大学合格に導く、英語教育のプロ

大利幸子

大利幸子プロ
グローリー英語教室看板

#chapter1

一人ひとりにきちんと理解させたいという思いで開塾

 「英会話は、ただ意味が通じれば良いのではなく、知的な英語を話すことが大切です」。「グローリー英語教室」の大利幸子先生は、構文の整った正しい英語を指導することをモットーにしています。
 高校時代から英語が得意だった大利先生は、津田塾大学国際関係学科に進学。多くの授業が英語で行われる環境下で国際経済について学び、企業の多国籍化のプロセスについて書いた卒業論文は、経団連の最優秀賞を受賞しました。
 卒業後はアメリカのジョージタウン大学大学院(ビジネススクール)に進学してさらに学び、MBA(経営管理修士号)を取得。外資系投資銀行に入社して金融商品の開発を手がけ、海外クライアントや弁護士との交渉や契約締結などを担当し、国際社会を舞台に活躍する中でレベルの高い英語力を培ってきました。大利先生は、「新しいものを生み出す仕事はとてもやりがいがありました。同時に、難易度の高い、すさまじい量の英語に触れ、きちんとした正しい英語が大切だと痛感しました」と話します。
 退職し、ふるさと高知に帰ってきたのは2009年のこと。大手進学塾で講師をしていましたが、大勢を相手にスクール形式で行う授業に「これでは理解できていない生徒もいるはず」と感じて退職。「相手が理解できるまで丁寧に教えたい」と、少人数制の英語塾を始めました。中学・高校生を対象に、長文読解・英作文を中心にした大学受験に対応する英語指導を行っており、東京大学をはじめ、多数の難関大学合格者を出しています。

#chapter2

難関大受験に必須の長文問題主体で、真の英語力を磨く!

 ここ数年で、大学入試は大きく変わろうしています。準備不十分で先送りになっていますが、文部科学省は大学入学共通テストと併用して、TOEFLや英検などの民間テストを使って英語力を測る方向です。しかし、東京大学、京都大学では受験資格として英検準2級の合格を挙げているものの、実際には各大学独自の英語試験が行われます。大利先生は、「難関大学の試験は、長文読解と英作文、リスニングで難度の高い問題が出題されます。民間テストでの高得点を目指して勉強しても、その英語力では難関大学の英語問題には太刀打ちできません」と明言。さらに、「長文を速読し、内容をしっかり理解する力、意味やニュアンスが正しく伝わる日本語を書く力、文法に則った正しく知性ある英文を書く力が必要です。これはひたすら英単語を覚えたり、構文を暗記することで身につくものではなく、長文を読解することで培われていきます」と話します。文法問題を解くためではなく、文を読み、文を作るための真の文法の習得が必要で、文法に対する意識を変えることが必要です。
 グローリー英語教室では、中学2年生から大学入試レベルの長文問題に取り組みます。「最初は苦しいけれど、歯を食いしばって頑張れば結果はついてきます。英語が苦手な生徒も、数カ月でスラスラと長文が読めるようになります」。

授業風景

#chapter3

受験の先を見据えた、グローバルな人材を育てる英語を!

 英語力が伸びる秘訣は、少人数制の授業にあります。机がロの字型に並ぶ教室で、9人の生徒が大利先生を囲み、英語のエッセイや社会科学系、医学系の論文などを読んで一人ずつ訳していきます。意見を出し合ってブラッシュアップし、もとが英文だったと気づかないほど、なめらかで品のある日本語を追求していきます。英語力と同時に国語力もアップするといい、社会人としても要求される「文章を書く」能力は、一生の財産になります。
 また、「英作文は、5人いれば5通りの表現がある」と大利先生。それをホワイトボードに書き、赤ペンを入れながら「もっといい言い回しや表現はないか」をみんなで一緒に考えていきます。その中で、自然と文法が身につき、難易度の高い単語や構文が、正しい使い方とともに理解、記憶されるといいます。友達の意見を聞き、自分の考えを述べる参加型の授業には、講義を聞くだけでは得られない充実した学びと達成感があります。
 生徒の意欲を引き出し、よりレベルの高い英語へと導く大利先生は、「言葉は時代とともに変化するものなので、私自身も日々英語のニュースやドラマを観て、今の英語に触れるようにしています」と、自身の学びも欠かしません。
 「一番大切なのが、全員ちゃんとわかっているかを確認すること。一人ひとりの理解度を把握して、不得意なところがないようにするのが私の役割です。つまずきやすいところは、特に入念に見ていきます」。英語塾講師のプロとして、受験に対応できる英語力にとどまらない、生徒たちの人生に活かせる英語を目指しています。

(取材年月:2020年1月)

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専門家プロフィール

大利幸子

志望大学合格に導く、英語教育のプロ

大利幸子プロ

英語塾講師(通訳・翻訳)

グローリー英語教室

MBA取得者で、外資系金融で勤めた経験あり。契約交渉や文書作成、マーケティングや営業で培った高い英語力を有する。一人一人の理解度を把握しながら進める徹底した少人数制指導による確実な英語力アップが強み。

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