PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

企業や商品のプロモーション、ブランディングに貢献する“顧問クリエイティブチーム”

企業の広告、ブランディングを支援するコピーライター

荻田洋平

荻田洋平 おぎたようへい

#chapter1

コピーライター、アートディレクター、WEBディレクターが俯瞰的にプロデュース

 「商品やサービスを売り出したい、お店や企業を知ってもらいたい、でもどこに頼めばよいか分からない。そのように悩む経営者は多いと思います。企業の顧問弁護士や税理士のように、“顧問クリエイティブチーム”としてお客さまに寄り添いながら、プロモーションやブランディングのお手伝いをします」

 このように話すのは、神奈川県茅ヶ崎市の「ツクローズ」代表の荻田洋平さん。キャッチコピー、ネーミングをはじめ、CM用の映像、コーポレートサイト、ランディングページ、WEB用のバナー広告などを制作。ポスターやリーフレット、カタログといった紙媒体にも応じています。

 ツクローズでは、コピーライターの荻田さん以外にもアートディレクターとWEBディレクターが制作活動に加わっており、ライティング、デザイン、WEBと、三位一体で俯瞰的にプロデュースできるのが強みです。

 「3人とも各分野で10年以上のキャリアを持ち、大手広告代理店の案件も数多く経験しているので、安定してクオリティーの高い成果物を提供できます。個別に人材を手配する手間がかからず、一括してご依頼いただくことでイメージに一貫性を持たせることができるうえ、費用が安価で済むのもお客さまにとってメリットですね」

 作って終わりではなく、納品後もコンサルタントのようにプラスアルファの提案もしています。
 「お客さまへの感謝の気持ちをベースに、誠実に取り組むのがモットー。販売店、飲食店など、神奈川県内の個人事業主や中小企業の知名度、売り上げアップでお力になりたいですね」

#chapter2

映画、テレビ、企業や飲食店のコピー・ネーミングを手掛け、受賞歴も多数

 映画やテレビ番組、企業や飲食店などのキャッチコピーを手掛けてきた荻田さん。全国の同業者で構成する「東京コピーライターズクラブ」の賞に、2度ノミネートされた実績もあります。
 ネーミングでは、木村拓哉さんの主演ドラマのタイトル「MR.BRAIN(ミスターブレイン)」(TBS)や、大手生活雑貨店「ハンズ」のライフスタイルショップ「hands be(ハンズビー)」も名付け親です。

 「テレビ関連ではTBSのドラマが多く、日曜劇場『JIN−仁−』のコピーでは制作側から方向性を聞き、どうすれば見てもらえるか思考を巡らせました。話題の作品にコピーライターとして携われたことに喜びを感じましたね」

 店舗関連では、荻田さんのコピーを冠した岡山市のカフェのポスターが岡山広告協会の広告賞を受賞しました。
 「豆腐と餅を主体としたお店でしたので、ヘルシーさと幸福感を前面に出し、地元の皆さまに愛されるフレーズにしました」

 その時々の世相と絡めたコピーライティングも荻田さんの特徴。藤沢市の施術院のPRでは、ストレスで疲れた現代人がマッサージを受けたくなるような表現に仕上げました。
 コロナ禍による自粛期間中に居酒屋が出したポスターでは、「一杯、来ないでくれて、ありがとう」とソーシャルディスタンスを意識したキャッチコピーを生み出しています。

 また、東京・新宿のイベントスペースのコースターに採用された「そういえば最近、絵文字でしか笑っていない。」は、専門書「広告で社会学」(弘文堂)に掲載されています。

#chapter3

自己を磨き、仕事のレベルを上げ、地域活性化に貢献することが目標

 荻田さんは大学卒業後、広告の世界を志しテレビCMの制作会社に就職。予算管理や撮影の段取りをするプロダクションマネジャーとして働きました。
 「一流のクリエイターと関わり、最高の作品に触れることで感性が養われたことが現職に生きていますね」

 多様な才能に刺激を受け、自ら企画・制作することに魅力を感じ、退職してコピーライターを目指すことに。
 「しかし経験のない人間を雇う会社はそうそうありませんでした。養成講座で学びながらアルバイトで生計を立てる日が続きました」と振り返ります。

 苦節3年、東京・銀座の制作会社に採用され、晴れてコピーライターとして始動。実践を通じて創作力や訴求力を磨き、フリーで活躍する先輩たちの背中を見て独立。自身のレベルを上げ、仕事の幅を広げるために2023年に法人化し、「ツクローズ」を立ち上げました。

 今後は、クリエイティブの力で地域に貢献したいと語ります。
 「地方が自分のまちを売り込むための手段として、かつてはテレビCMを流して各地の駅にポスターを掲示するのが主流でした。しかし、今はSNSで手軽に発信できる時代。拡散力もあり、地元を盛り上げるチャンスはいくらでもあります」

 多くの人の関心を引くキャッチコピーを生み出し、地域活性化を後押しするのが荻田さんの夢です。
 「私たちがつくるのは、お客さまの課題を解決するための最適解と、その先にある幸せです。お客さまの家族や友人、知人までも笑顔になれるようなクリエイティブを目指します」

(取材年月:2023年10月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

荻田洋平

企業の広告、ブランディングを支援するコピーライター

荻田洋平プロ

広告業

株式会社ツクローズ

コピーライター、アートディレクター、WEBディレクターの3人が企業の広告、ブランディングを総合的にプロデュース。豊富な実績に基づいたクオリティーの高い成果物を提供します。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ神奈川に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または朝日新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO