腰痛には鍼灸がおすすめ
1日中同じ姿勢を続け集中して仕事をしていると、激しい頭痛、吐き気などで集中できなくなることはありませんか。
今、国民の4人に1人が頭痛に悩んでいるといわれています。1)
頭痛の種類
・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛
〜片頭痛〜
頭の片側または両側がズキンズキンと脈打つように痛む頭痛です。吐き気、嘔吐を伴うことがあり、光・音に敏感になるなどの症状があります。女性に多く、体を動かしたり入浴したりすると悪化するのが特徴です。
光や音、においなどさまざまな刺激によって、顔面や頭部の感覚をつかさどる三叉神経の末端から血管に作用する神経伝達物質が分泌されます。
それらの働きで、脳の表面の神経と血管の周囲に炎症がおこり、血管が拡張して痛みが起こると考えられています。2)
〜緊張型頭痛〜
「後頭部がズーンと重い感じがする」など頭全体が締め付けられているような痛みがあります。
緊張型頭痛は、首や肩まわりの筋肉のこわばりが原因とされています。長時間のデスクワークやスマホ操作、精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、それが頭痛につながると言われています。
また、目の疲れや姿勢の悪さが引き金になることもあるそうです。実際、「最近ずっとパソコン作業で肩がパンパンになってた」という方も多いです。
〜群発頭痛〜
目の奥やこめかみにかけて激しい痛みが短時間で繰り返し起こる頭痛です。
夜間や寝ている間に突然発症することもあるそうです。
原因はまだはっきりしていませんが、自律神経の働きや視床下部の異常が関係しているのではないかと考えられているようです。
以上の頭痛は、鍼灸の適応となる症状であり、鍼灸治療で改善を図ることができます。
後頭部、首すじ、肩背部などに はりきゅう治療を行い、筋肉の緊張をほぐしてください。いわゆる「こり」がとれると、とても楽になります。
症状のほとんどは、長時間の精神的な緊張からくるストレスや、肩こり、眼の疲れや、不眠等が誘因となります。普段疲れると頭痛の出る方は、日頃から首から肩、背中などの疲労感をためないように心がけると、再発予防に役立ちます。
〜参考文献〜
1)一般社団法人 日本頭痛学会
2)頭痛に悩む方のためのWebサイト
3)橋本 洋一郎, 鳥海 春樹, 菊池 友和, 篠原 昭二, 粕谷 大智. 頭痛に対する鍼灸治療の効果と現状. 全日本鍼灸学会雑誌. 2014;64(1): 18-36



