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佐久間太貴

品質重視、地域密着型の外装・防水塗装の専門家

佐久間太貴(さくまうずき) / 外壁・防水塗装職人

株式会社エスユープレイス

コラム

外壁塗装の仕上がりがイメージしていた色と違った

2016年9月10日

テーマ:外壁塗装のトラブル

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 外壁塗装

色見本で、外壁塗装で使う色を決めても、色見本と外壁では大きさが違うことが原因で、「仕上がった色がイメージしていた色と違う」といったトラブルが発生することがあります。

このようなトラブルは、パソコンを使い、画像の家に色々な色を一瞬で塗り替えられるカラーシミュレーションを使うことで対処できます。

また、ベニヤ板に外壁塗装に使う塗料を塗ったり、実際に壁の一部分に塗料を塗ったりして対処もできます。

中塗りが終わった時点で塗装業者に色の変更を伝えることもできます。
ただ、工事の進行度合いよって、色変更に伴う費用も異なります。

塗装業者は外壁塗装の契約を結んだらすぐに塗料を発注しますので、下塗りや中塗りの段階で色変更の相談をしても塗料代は費用としてかかり、上塗りが終わった後は人件費や足場の再組立ての費用も必要です。

工事が完全に完了したら、足場代をはじめ、養生、塗料代、人件費がかかりますので、少なくても30万円は必要です。

イメージの違いを回避するために

外壁の色を決めるときに最初に使うのは、色見本です。

自分の好みの塗料や色を簡単に選べる色見本は便利ですが、実際に外壁塗装が仕上がると色見本から選んだ色とイメージが違うことがあります。

このようなトラブルは、色見本と外壁では大きさが違うことが原因で発生することがあります。

外壁塗装のように塗料を広範囲に塗った色は明るいイメージに感じられ、小さい色見本で同じ色を見ると、暗いイメージに感じられます。

外壁塗装が仕上がってしまってから、イメージした色と違うと感じ、塗り直してもらうと、時間もお金もかかります。

そのため、カラーシミュレーション、試し塗り、中塗りで確認し上塗りの段階で色の変更などを行い、トラブルを回避しましょう。

イメージした色と違うトラブルはカラーシミュレーションで対処

カラーシミュレーションはパソコンを使い、画像の家に色々な色を一瞬で塗り替えられる便利なソフトです。

ご自分の家に近いサンプルの家を選び、好みの色を選択するだけなので、操作はいたって簡単です。

高度なカラーシミュレーションでは、外壁材の質感まで再現できます。

また、外壁に留まらず、屋根や波風、笠木、雨樋の色も変えられるカラーシミュレーションもあり、家全体のコーディネイトも可能です。

カラーシミュレーションで注意したいのが、天候や周辺の環境です。
晴れた日と曇りの日では、外壁塗装の色は違ったイメージになります。

また、周辺にあるビルや住宅の色によっても外壁塗装の色は違ったイメージになります。
カラーシミュレーションは、外壁塗装業者のホームページにありますので、試してみてください。

イメージした色と違うトラブルは試し塗りで対処

実際に塗装した色を見て、確認したいと思っている人には、試し塗りがおすすめです。

試し塗りでは、ベニヤ板に外壁塗装に使う塗料を塗って外で確認します。
この際、色を何種類かベニヤに塗ってもらい、それぞれの色を見比べて、自分のイメージに一番近いものを選びましょう。

ベニヤ板は、可能な限り大きなものを用意してもらい立てて確認します。
塗料を塗ったベニヤ板は、天気が良い日、どんより曇った日、雨の日など色々な天気の日に確認できればさらに良いでしょう。

また、実際に壁の一部分を使い、試し塗りを行う場合もあります。
試し塗り塗りといっても、下塗り、中塗り、上塗りをして、実際に塗る工程と同じ工程で行います。

手間暇はかかりますが、外壁塗装が仕上がってしまってから、イメージした色と違うと感じ、塗り直してもらうより時間も費用もかかりません。

色は中塗りで確認、上塗りで色を変更

下塗り、中塗り、上塗りといった工程で外壁塗装が行われますが、中塗りと上塗りで使う上塗り材は同じものを使う場合があります。

塗装業者が中塗りを終わった段階で、イメージした色と違うと感じたら、上塗りで使う上塗り材の色は変更することはできます。

中塗りが終わった時点で乾燥時間が必要なので、そのタイミングで、塗装業者に色の変更を伝えましょう。

ただ、上塗り材の色の変更はできますが、種類の変更はできません。
さらに、上塗り材の色にバリエーションが少ない場合、好みの色が選べない可能性もあります。

工事の途中での変更となると、事前に発注した塗料が無駄になってしまうこともあり、追加の料金が発生するので、塗装業者によく確認しましょう。

工事途中で色を変更するときの費用は?

外壁塗装の契約を業者と結んだ後に、基本的には外壁の色は変更できません。
もし、色を変えたい時は塗装業者と相談しなければなりませんが、工事の進行度合いよって、変更に伴う費用も異なるので紹介します。

塗装業者は外壁塗装の契約を結んだらすぐに塗料を発注しますので、下塗りを行う前に色変更の相談をしても塗料代は費用としてかかります。

下塗りと中塗りの段階では、塗料代だけで済みますが、上塗りが終わった後に色変更を業者に申し出た場合、再度、上塗りをするので、人件費や足場を再度組み立てるなどの費用がかかります。

工事が完全に終わってから、色変更を相談した場合も再度上塗り作業を行うことになり、足場代をはじめ、養生、塗料代、人件費がかかりますので、少なくても30万円は必要となります。

この記事を書いたプロ

佐久間太貴

品質重視、地域密着型の外装・防水塗装の専門家

佐久間太貴(株式会社エスユープレイス)

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