地震保険の実情について(1)
個人信用情報とは、
個人のクレジットやローンなどの信用取引に関する
契約内容、返済・支払状況、利用残高等の
客観的な取引事実を表す情報です。
いわゆる「個信(コシン)」などと省略されて
呼ばれることが多いと思います。
住宅ローン等の審査をする際、
金融機関等は必ずこの個信をチェックして、
その可否を判断します。
俗に言われる「ブラックリスト」とは、
この個信に問題がある人のことを言います。
具体的には、自己破産、代位弁済等の履歴が残っていれば、
通常の金融機関からの借り入れは難しいと思われます。
ただ、延滞等に関しては、程度問題で、
延滞履歴があるだけで、NGとはなりません。
延滞の借入先、期間、頻度、なぜ延滞になってしまったのか等々
を総合的に判断されます。
例えば、通常のクレジットカードの延滞が1年以上前に
1回程度あっただけであれば
住宅ローンの審査にはほとんど影響を与えないと
いっても良いと思います。
逆に、サラ金からの借り入れで、直近(過去数か月)の延滞であれば、
たった1回の延滞でも、かなり厳しい判断をされると思います。
また、実際に延滞をしても、
すぐに個信に反映されるわけではありません。
いつもきちんと返済をしていて、
たった一回のうっかり延滞であれば、
個信に登録されていない可能性の方が高いと思います。
個信を登録するのは、貸付を行っている金融機関です。
借りている利用者からは、どういった情報がどういった形で
いつ登録されているのか分かりません。
もし、個信で気になる場合は、本人開示という方法で
自分の個信を確認することができます。
住宅ローンを組む際に、金融機関が参照する
個人信用情報機関は、下記の3機関です。
全国銀行個人信用情報センター(略称:KSC)
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/index.html
株式会社シー・アイ・シー(略称:CIC)
http://www.cic.co.jp/
株式会社日本信用情報機構(略称:JICC)
http://www.jicc.co.jp/
本人開示は、個信の履歴には残りませんので、
気になることがあれば、積極的に本人開示を行い、
状況を確認しておくのが良いと思います。