『介護と仕事の両立』セミナー　ご参加ありがとうございました

当日は、事前に介護への備えを進める「ケア活」の重要性を軸に、介護を両立させるために「自分がどうしたいか？」ということを参加者が自分自身に問う目的でセミナーが進みました。

「ケア活」は、介護が始まる前から家族で話し合い、制度やサービスを知り「いざという時に後悔しない介護」に備える活動を指します。

　セミナー序盤は、制度やサービスなどの説明もあり、メインの内容として自分自身の状況を見つめ直すワークや、参加者同士の対話を通じたミニシェア会、質疑応答なども行われました。

　会場では、孤立しがちな介護の現場において、参加者同士が現状や理想を共有する時間が持てたことに対し、「自分がどうしたいか？」「人に話すことでとても楽になった」との声も聞かれました。

介護や育児において正しい知識や方法を求めがち、それよりも＜自分がどうしたいか？＞という問いかけや、＜自分の人生を生きていい＞という考え方が、心を非常に楽にしてくれる。介護を突然の出来事ではなく、家族の心に寄り添い、前向きな選択肢として考えるきっかけになればうれしいです。

セミナー講師として、行政や企業でこうしたワークを取り入れた「ケア活」により、孤立しがちな介護疲れの予防や介護離職防止に取り組んでいきます。