親が「まだ大丈夫」と言い続ける理由と、寄り添い方のコツ
なぜきょうだい間に温度差が生まれるのか
親のことになると、
きょうだい間で「温度差」が生まれやすくなります。
近くに住む子ほど負担が大きい
遠方の子ほど“元気そうな部分”しか見えない
「なんとかなるでしょ」と軽く言われて傷つく
こうしたすれ違いは、必ずしも“愛情の差”ではなく、
“見えている情報の差”から起こります。
それぞれの立場の違い
・近居の子
→ 毎日の細かな変化を感じる
→ 判断や決断を迫られる場面が多い
・遠方の子
→ 電話や年数回の帰省では変化に気づきにくい
→ 深刻度が伝わらず「まだ大丈夫じゃない?」となりがち
どちらも悪意はありません。
ただ、“見えている景色”が違うだけなのです。
温度差を埋めるコツ
感情ではなく「事実」を共有すること。
例:
ここ2ヶ月の病院の回数
転倒未遂が起きた
食事が簡素になっている
料理・掃除が困難になってきた
事実だけを淡々と伝えると、
きょうだい間の認識が揃いやすくなります。
どうしても感情が入ってしますと、ややこしくなるケースが多いですね。
今日の一歩
月に1度、短い「家族共有レポート」をつくるのもおすすめです。
・親の近況
・気になる変化
・今後の課題
・自分ができる範囲/できない範囲
これにより、
きょうだい会議の土台ができていきます。



