こころのメンテナンスしませんか?

西野薫

西野薫

テーマ:実りの森のカウンセリングについて

こころのメンテナンスが必要な時代

こころの疲れ


皆さま、はじめまして。
一般社団法人 実りの森です。
時代の変化と共に、こころは疲れやすくなっています。
便利になった反面、日々、膨大な情報が流れ込み、生活のスピードは加速しています。
最近「暇だな…」と感じる時間、ぼーっとする時間、ありましたか?
実はこの、暇な時間や、ぼんやりする時間の中で、人は疲れたこころの手当をしています。
電車の中やお風呂でも、今では動画を見たり、調べものをしたり、“手当”の暇がないかもしれません。
それだけではなく、今の時代、こころの“よりどころ”を見つけにくくもなっています。
多様性、個の尊重はとても大切なことですが、その分、個々人で“よりどころ”を探し出さなくてはならない時代です。
戦後、急激な欧米化によって日本人の多くは精神的な支柱を失い、その後、高度経済成長など「お金があれば幸せになれる」「頑張れば報われる」という幻想に後押しされて今日まで来ました。ですが、もはや幻想は壊れ、今、子どもたちが「未来は明るい!」と感じにくい社会になっています。大人も、精神的な支えを見出しにくくなっているのではないでしょうか。
余談ですが、今も、世界では戦争が起きています。戦争が終わっても、戦後のこころのケアが不十分であれば、何十年経っても、社会の古傷としてうずくことがあります。個人のトラウマと同じですね。

こころのメンテナンス


社会の古傷を癒すことも、わたしたち大人の責務ではありますが、大きなお話はここでは置いておくとして、実りの森がお勧めする「こころのメンテナンス」つまり、カウンセリングとは何なのか…

カウンセリングと聞くと、多くの方は「話を聞いてもらう」というイメージのようですね。
私たち実りの森の心理士が聴いているのは「お話」ではなく、そのひとつ深い層の「こころ」を聴かせていただいています。
我々、臨床心理士は、認知心理学、発達心理学、性格心理学、行動心理学、神経心理学など、最低でも12以上の基礎心理学を学び、その上で、カウンセリングの様々な技法を学んでいます。
得意な手法はそれぞれ異なりますが、ご来室される方に合せて、オーダーメイドのカウンセリングを提供しております。
言葉の表面を受け止めるのではなく、その奥…深層心理にある本当の思いを聴き取りながら、その答え合わせをご本人と重ね、対話を深めて行くのがカウンセリング ーこころのメンテナンスー です。
ご本人様がご自分のこころと対話が可能になることで、ビジョンがクリアになり、自己治癒力が高まり、悩みや停滞していた物事が動き始めます。

こころはすべての原動力


こころはすべての原動力です。こうなりたい、こうありたいという望みを描けるのも「こころ」があってこそです。その望みを達成する行動を支えるのも「こころ」です。
一人一人が、自身の能力を発揮して自己実現していくことができるならば、社会は自然と明るく豊かになります。
美容室や整体で身体のメンテナンスはしても、こころのケアをしたことがないという方がとても多いです。
カウンセリングは、こころを病んだ方が来るところというイメージもあるようですが、命を思い切り輝かせられるよう、「こころのケア」「こころのメンテナンス」こそ、日常になってほしいと願っています。

悩みというほどのことではなくても、何をやっても願ったような結果にならない…というような、漠然とした「うまくいかなさ」も、もしかしたら、ご自身が気づかないところで、ご自分の可能性を狭める「思い癖」や「ストッパー」があるのかもしれません。それらの縛りを開放することで、人生は好転していきます。
定期的にこころのメンテナンスをしておくことで、幸福感や満足感の高い生活を送ることができます。
皆さまの毎日が、ますます生き生きキラキラと輝いていきますよう願っております。

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西野薫
専門家

西野薫(臨床心理士・公認心理師)

一般社団法人 実りの森

子どもから大人まで生き生きと暮らせる社会を目指し、25年間、心理士として心の課題に向き合ってきた知見をもとに、各種講演会・セミナー、途切れることのない心理支援や企業・地域のメンタルヘルスを行っている。

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