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不動産取引には様々な取引があります。今回は競売占有者のお話を。
一般的な不動産仲介業務なら売り物件を預かったり、購入物件をご紹介したりと
比較的通常の業務になります。決して簡単とは言いませんが、きちんとした取引を行えば
お客様に喜んでいただける事も多々ございます。
※画像はイメージです。本文とは関係ありません。
でも競売や任意売却の業務になると債権者や占有者といった問題を解決しなければ
なりません。これが結構大変なんです。
特に占有者(競売不動産を専有している方)との交渉は様々な事情が絡んで簡単には
いきません。先般の競売サポートでも落札物件の占有者は債務者の奥様と子どもさんでした。
よくあるパターンで夫婦が離婚となりご主人が家を出て行く際に、「俺がローン払い続けるから
ここに住んで居ていいよ」コレです。
真面目?な方ならローンを払い続けるでしょうが、離婚して新たに生活を持った場合は如何でしょうか?
殆どの場合が滞納になります。自ら住んで居ない住居のローンを払う事がバカバカしくなるんでしょうね
そして、滞納が続き、やがて競売へ移行してしまいます。
最近は銀行の手続きも迅速になり数ヶ月の滞納で代位弁済となり競売処分に向けて進んでしまいます。
競売サポート業務で占有者(元奥様)に事情を説明して退去して頂くように話しますが、簡単にはいきません。
民事執行法(強制執行など)に従って、粛々と進める方法もありますが、弊社では出来る限り穏便に済ませたいと思い
ご理解頂けるように説得を心掛けております。
今回の案件ではご希望の転居先のご紹介+αのい条件で何とか納まりましたが、業務と言えども心情は複雑ですね。
ま、簡単に書いてはおりますが案件により様々な事情があり書けない様な事も多々。。。
やはり、競売になる前に不動産任意売却をした方が良いと思います。
ローン滞納、不動産任意売却のご相談は少しでも早期が良いです。
手遅れになる前にご相談下さい。