認知症対策に家族信託のすすめ
先日、約1年半に渡る不動産相談ミッションが完了しました。
内容はと言うと、相続と借地権の一体となったご相談でした。
比較的大きな地方都市にある実家を相続されたSさんは埼玉在住。
既に現在の持ち家には5年超済んであり妻子ある40代前半の方。
出身地とは言え、地方都市の実家を相続しても使い道が無い・・・管理も出来ない・・・・
そんな相談から始まったこの案件。一見簡単そうに思えたんですが
相続段階になりトラブル発生!相続人の一人が行方不明でした!
*画像はイメージです
相続となると遺言でも無い限り、相続人を捜さなくてはなりません。
取引仲間の士業に依頼して数ヶ月後、まぁ、色々とありましたが何とか本人に
繋がり無事に相続が完了した次第です。
さて、次は空き家の処分。
対象地は借地。旧法の借地権です。
一般的に借地権の物件では、地主との関係が良好な場合は少なく、
互いにあまり良い関係では無い事が多いんです(汗)
地主にとって旧法の借地権はとても不利だから借地人の態度次第では
険悪な関係になってしまう事が当たり前。
でも、今回の相談者は親御さんの死去後すぐに地主へ挨拶へ行き
とても好印象に映っていたようです。
借地権付建物の売却となると低い評価、また地主が底地権だけの売却となると
これもまた低い評価になります。
そぅ、土地建物一括での売却が少しでも高い評価となるんです。
既に現地調査と査定評価は済んでいたので、地主さんへご挨拶に行きました。
相談者の方の印象が良かった事が功を奏して、ご承諾いただけました。
さて、後は物件の買主探しです!
地方都市の場合は業者情報に載せても余り効果が無く、地域の
業者さんへ物件情報をお知らせしたり、近隣へのポスティング。
行政の空き家バンクとの情報交換もしたりと、ありとあらゆる手を尽くしました。
結果的には数ヶ月を要し査定価格を若干下回る価格で処分が出来ました。
タイミング的にも相続空き家の3,000万円特例控除も使えて
納税額も少なく済み、お客様には喜んで貰えました。
やはり専門士業仲間の存在はとてもありがたいですね。
互いに得意な分野で仕事をやりとりしてお客様の希望を叶える事が出来るのは
信頼できる仲間のお陰です。
不動産問題は一人で悩まず、不動産相談の専門家へご相談下さい。
初回相談無料で承っておりますのでご安心下さい。