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住まいに関連したさまざまな悩みに応える地域のプロフェッショナル

「売れない不動産は無い」を信条とする売却のプロフェッショナル

平山勝男

1. 平山勝男さん
2. 抗菌スプレー

#chapter1

20年以上の実績を生かしたノウハウとサポート体制で不動産取引をお手伝い

 人間が生きていく上で欠かせない生活の基本である、「衣食住」。中でも、住まいに関する問題には、物理的にも金銭的にも規模が大きい土地や建物などが絡み、とかく不安が付きものです。信頼できる不動産業者を見つけて、自分の大切な財産を任せることは、長い人生において最も重要な選択の一つといえるでしょう。

 神奈川県平塚市内に拠点を置き、湘南・県央エリアで重点的に事業展開する「リフティングパートナー」の代表取締役を務める平山勝男さんは、不動産業界で20年以上の長いキャリアを持つベテラン。不動産の売買のほか、売買仲介・買取・賃貸業をメインに展開しています。また、多くの人々が最も長く生活する住まいやオフィスなどには快適な空間と予防が必要と考え、触媒を配合した抗菌スプレー「プラチナLPコーティング」を共同開発し、販売中です。また、同じ自社ビルの地下1階には、収納に悩む方向けの解決策としてレンタル収納店も運営しています。駅前という好立地にもかかわらず、自社ビルのためリーズナブルな使用料で提供でき、開業以来、多くの利用者がいます。稼働率は高く、常に8割超のため空きが出てもすぐに埋まってしまうとのこと。

 平山さんのもとでは、弁護士や司法書士、行政書士、税理士など、民法や権利関係に詳しい法律の専門家と連携して、不動産取引に伴う煩雑な問題を親身にアシスト。また業界では珍しく、「売却」に特化した専門店でもあり、ケースによっては直接買取も行っています。コロナ禍の今、先が見えにくい状況から「買取保証制度」を設けてほしいという声も多いそうです。

#chapter2

大切な住まいだからこそ、いつでもきれいな空間に……

 「お客さまが日常生活を送る中で感じている、住まいの悩みをヒアリングしていくうちに、最も多かったのがカビの繁殖とペットの臭いでした。そこで、当社のオリジナル商品として共同開発に携わったのが、『プラチナLPコーティング』という抗菌スプレーです。プラチナ、シルバー、光触媒、無光触媒などで構成された有効成分により、抗菌・抗ウイルス・防カビ・防臭などに効果が期待できる商品として、販売に踏み切りました」と平山さん。

 第三者機関でも品質検査を実施して、一度塗布すると、およそ10年剥離しないことも実証済み。日頃よく触るスイッチやリモコン、ドアノブ、トイレなどに使用すると、新型コロナウイルス対策としての効果も期待できるといいます。

 多くの人たちのニーズに応えるべく、抗菌スプレーの開発費を捻出するために挑戦したクラウドファンディングは、2回目にして目標額を達成しました。販売後は、広告を出さなくても根強いリピーターの支持を得ています。特に要望が強かったのは、個人のクリニックや動物病院、マンションやビルの共有ロビー、飲食・販売系の店舗などでしたが、ゆくゆくは介護老人保健施設や病院全体へとニーズが行き渡る可能性もあるそうです。

 「希釈された類似商品とは違うため、1本8,470(税込)円と値は張りますが、もしこの抗菌スプレーが広く使われるようになれば、今後はコストダウンも不可能ではありません。コロナ禍を機に、自分が生活している建物に対する人々の意識も、大きく変わっていくのではないでしょうか」

3. 仕事中

#chapter3

社会問題の空き家や「住」に関する悩みをトータルに支援することが、地域への貢献にもつながる

 マンションの住民にとって、もう一つの大きな悩みが収納の問題です。駅近の自社ビルという地の利を生かし、地下1階で屋内型のレンタル収納スペース「湘南平塚キューブBOX」も運営する平山さん。同店は24時間いつでも利用可能でありながら、セキュリティー対策も万全を期しているため、6年前に開業して以来、発生した事件・事故の数はゼロ。これからも、清潔な収納スペースを安心して地域の皆さんに利用してもらえたらと願っています。

 「抗菌スプレーやレンタル収納など、住居に関する“隙間産業”もさることながら、やはり当社の強みは、『住』に関わるトータルなサポートにほかなりません」
 過去には、敏腕の営業マンとして、大手私鉄系の不動産会社で700件以上の取引を成約させた平山さんですが、ノルマも課され、流れ作業のように仕事をしていたことを反省し、独立後の現在は、お客さま一人一人と「本音の対話」をすることを心掛けています。

 今後は、年々増える空き家問題にも、これまで以上に積極的に関わりたいと語る平山さん。過去には、他社で“取り扱い不可”と断られた物件も扱ってきました。「“ゴミ屋敷”と化した空き家でも、きれいに整備・整地すれば、ほぼ問題なく売却できます」。建物を壊す費用や、荷物を処分する費用が無くても、条件によっては売り払いにも対応するという理由を尋ねると、「なぜかって? だって無い袖は振れないでしょう」と笑う平山さん。そこには、空き家の所有者が抱える不安から一日も早く解放してあげたいという気持ちがあるからです。
 近年の台風や長雨、地震やいたずらなどを心配し、憂鬱になっている所有者の姿を目の当たりにしてきた平山さんは、次のように語ります。「重荷になっている問題を解決するためには、誰かが後押ししてあげなければなりません。それを身をもって体現し、一つの仕事に信念と覚悟を持って挑む。それこそが本当のプロフェッショナルなのです」

 大きな会社でないからこそ、売主に寄り添ったきめ細やかなサポートや、先を見越したアプローチができると自負する平山さん。いくつもの業者の中から選ばれ、「取引の最後に『平山さんにお願いしてよかった』と言っていただいたときの喜びに勝るものはない」と謙虚に語ります。

(取材年月:2020年12月)

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専門家プロフィール

平山勝男

「売れない不動産は無い」を信条とする売却のプロフェッショナル

平山勝男プロ

不動産コンサルタント

リフティングパートナー株式会社

不動産業を主軸にリフォーム業とレンタル収納業を併設。「住」にまつわる問題に真摯に取り組むからこそ「この仕事にマニュアルは無い」という信条を持つ。お客さまと「本音の対話」を重ね、何ができるかを模索する。

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