「停電で動かない獣舎の扉」―東日本大震災で動物園が直面した現実と動物飼育施設におけるBCPの必要性

みなさんこんにちは。
今回は、私が実際に行った 動物飼育施設の安全管理に関する現場視察と改善提案についてご紹介します。
私は動物園や動物飼育施設を対象に
- 安全対策/ヒューマンエラー対策研修
- 現場視察による安全管理の改善提案
などのサポートを行っています。
今回ご紹介する施設は、昨年、安全対策研修をご依頼いただいたことをきっかけにご縁をいただいた施設です。今年はさらに一歩踏み込み、実際の飼育現場を視察し、安全管理の改善提案レポートを作成する機会をいただきました。
現場視察でまず感じたこと
実際に施設を視察してまず感じたのは、作業手順書がしっかり整備されていたことです。
動物飼育の現場では通常
- 動物への対応が逐次変化する
- 頻繁に生じる作業中断と別業務の対応
- OJTで業務の引継ぎは十分と考えられる風土
などの理由から、手順書を作っても 形骸化してしまう施設も少なくありません。しかしこの施設では
- 作業手順書を定期的に更新
- 指差呼称の習慣化
などが実践されており、安全管理に対する高い意識を醸成していることが伺えました。
現場観察とヒアリングで見えてきた潜在リスク
一方で、現場視察や職員の方々へのヒアリングを行うと、
- 作業中断による施錠忘れのリスク
- 施設構造に起因する事故のリスク
など、日常業務を行う中で「慣れてしまい」気づきにくい安全上の課題が見えてきました。
そこで今回私は、
- 現場視察
- 作業動線の確認
- 職員ヒアリング
- 手順書の確認
などを踏まえ、具体的な改善策をまとめたレポートを施設の方々に提出しました。
施設長からいただいた言葉
レポート提出後、施設長から次のようなお言葉をいただきました。
「自分たちがこれから何をしていけばよいのかが具体的に分かりました。本当にありがたいです。」
また幹部の方からも
「あなたと話すと頭の中が整理されスッキリします」
という大変ありがたいお言葉をいただきました。
私の仕事は単に問題点を指摘することではなく、「現場の課題を整理し、次に何をすればよいか様々な選択肢を明確にし提案すること」だと考えています。
みなさまの施設で次のようなことはありませんか?
現場視察を行うと、多くの動物飼育施設で次のような状況が見られます。
- 作業中に呼び出されることが多く作業が中断される
- 施錠確認が担当者の記憶に依存している
- 手順書はあるが実際にはあまり使われていない
- 訓練は動物捕獲訓練が中心
- ヒヤリハットは共有されるが対策が個人任せ
もし1つでも当てはまる場合、ヒューマンエラーによる事故リスクが潜んでいる可能性があります。
現場視察では次のような点を確認します
私が行う現場視察では主に次のような点を確認します。
- 動物逸走につながる構造的リスク
- 施錠確認の方法
- 作業中断が発生するポイント
- 作業動線
- 緊急時の対応手順
その上で
- 事故につながる可能性のあるポイント
- 改善の優先順位
- 現場で実行可能な対策
を整理した 改善提案レポートを作成します。
動物飼育施設の安全対策のご相談について
私は
- 動物園
- ふれあい動物など動物飼育施設
- 教育機関
などを対象に
- 安全対策/ヒューマンエラー対策研修
- 現場視察と改善提案
などのサポートを行っています。
もし
- 飼育現場の安全対策を見直したい
- 外部の視点で現場を一度見てもらいたい
- 事故を未然に防ぎたい
- 職員研修を充実させたい
とお考えでしたら、お気軽にご相談ください。



