頑張るほど疲弊する組織を「動く組織」へ。ボトルネックを特定し、仕事の流れを再定義する。【後編】

木戸伸英

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【後編】8週間で「渋滞」を解消する。―― 現場の活気を取り戻す『業務整理リデザイン』の全貌

前編では、現場の停滞が「仕組みの渋滞」から来ていることをお話ししました。後編では、私が具体的にどのようなステップで業務をリデザイン(再設計)していくのか、その中身を公開します。

ワークフローを整える、5つのステップ

私は約2〜3か月(8〜12週間)をかけて現場に伴走し、以下のプロセスで「仕事の流れ」を整えます。

1. 「やめる仕事」と「残す仕事」の棚卸し

最も重要なのは、増えすぎた業務の「断捨離」です。これまでのキャリアで培った客観的視点から、今の組織にとって「本当に必要な価値」を定義し、惰性で続いている仕事を勇気を持って切り出します。

2. ボトルネック(渋滞箇所)の特定

現場の動きを可視化すると、「特定の人が止めてしまっている場所」や「確認作業が二重になっている場所」が必ず見つかります。この渋滞の源を取り除くだけで、業務のスピードは劇的に上がります。

3. 「削ぎ落とした」標準手順(SOP)の作成

分厚いマニュアルは現場では読まれません。必要なのは、新人でも迷わない「簡潔で直感的な手順」です。私は現場の感覚に即した、生きたマニュアルを再設計します。

4. 「想定外」を「想定内」に変えるルール作り

公立施設や病院での疲弊の多くは「緊急対応」による割り込みです。あらかじめ緊急時のルールと責任の所在を明確にすることで、トラブル時でも現場がパニックに陥らない土台を作ります。

5. 作業と責任の「線引き」

「これは誰の仕事?」という曖昧さが、不満やミスの原因になります。役割を再定義し、一人ひとりが自分の持ち場に集中できる環境を整えます。

成果は「同じ人数でも、空気が軽くなる」こと

このリデザインによって得られる最大の成果は、効率化による「時間のゆとり」だけではありません。
仕事の流れが整理されると、スタッフ同士の「いらだち」が消え、お互いを助け合う余裕が生まれます。同じ人数、同じ設備であっても、「職場の空気が劇的に軽くなる」のです。

現場の「整理屋」として

私の仕事は、現場の皆さんが持っている本来の力を、無駄な摩擦で消費させないようにすることです。
「もうこれ以上、頑張りようがない」 そう感じているリーダーの皆様。一度、私と一緒に仕事の線を引き直してみませんか?
専門職としての誇りを守りながら、もっと楽に、もっと前へ進める現場を共に作っていきましょう。

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木戸伸英
専門家

木戸伸英(獣医師・中小企業診断士)

獣医師と中小企業診断士の専門知識を生かし、動物の専門用語と経営・行政の用語を両立し、現場の声を意思決定に変換。組織内外の摩擦を減らし、職員が本来の専門業務に集中できる環境をつくるお手伝いをします。

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