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車のスペアキーの作製から、鍵の紛失、閉じ込めなどの際はお任せ

鍵の交換や解錠、スペアキー作製の専門家

水津健志

水津健志 すいづたけし
水津健志 すいづたけし

#chapter1

国産車でも外車でも、現場へ急行してその場で鍵のトラブルに対応

 「ご自宅や愛車のスペアキーを作製するのはもちろん、鍵をなくして家に入れない、車内に置き去りにしたまま施錠してしまった、という際もお申し付けください。『ガチャッ』という解錠の音とともに、お客さまの不安なお顔を安堵の表情に変えます」

 そう力強く語るのは、鍵の専門店「キーレスキューサービス」代表の水津健志さん。この道約30年のキャリアを持ち、横浜市を拠点に活動しています。

 「当方は、自動車の整備士としてスキルを身に付けており、特に車に関する鍵の困り事を得意としています。国産車だけでなく、外車のハイセキュリティーキーにも対処できますので、問題が起きた時はお任せください」

 紛失や閉じ込めといった連絡を受けると、水津さんは客先へ急行。解錠や、鍵穴からの複製なども現地で行います。
 「エンジンをかけられないとレッカー車で自動車を運ぶこととなりますが、細い路地の奥などには入ることができません。その点、当店の出張サービスは場所を選びません。技術を要するリモコンキーなども現場でお作りします」

 鍵の作製がどうしても無理な場合は、鍵穴そのものを交換します。「しかしそれは最終手段。お客さまの大切なお車ですので、極力傷を付けることなく開けるように努力します」と水津さん。

 自家用車のほか、バイクや電動自転車もOK。事業者の大型バスやトラックにも応じています。

 「緊急性を要さない合鍵づくりは、原則お客さまのご来店でたまわっていますが、いざという時に備え、事前にご用意されることを強くお勧めします」

#chapter2

観光、商用など、さまざまな場面でのトラブルの“救世主”に

 水津さんの対象エリアは横浜市内が中心ですが、時には神奈川県西部や東京都に駆けつけることも。観光地へ向かうマイカーや、業務中の商用車など、シチュエーションもさまざまです。

 「特に家族などでお出掛けしているお客さまは、お楽しみの最中だけに、何とかしてお力になりたいと思いますね」と水津さん。中でも、東名高速道路上にある海老名サービスエリアまで赴いたことは印象に残っていると言います。

 「箱根へ向かう途中のお友達グループで、鍵をくずかごに入れてしまったとのこと。運悪くごみは回収された後で、しかも解錠が難しいお車でした。そこで、お客さまにはタクシーで目的地まで行ってもらい、私は時間をかけてなんとか解決。その後、同僚が鍵を箱根までお持ちし、皆さまに大変喜ばれました」

 県外から訪れてトラブルに見舞われた人がスマートフォンなどで検索し、ホームページなどを見て、助けを求めてくるケースもあるとか。
 「大阪からいらしたボックスカーのお客さまは、キーが折れてしまったと途方に暮れておられました。金属製で一見丈夫そうですが、劣化により折れることがあるので皆さんもご注意ください。この方は朝から工事現場に行く必要があるとのことで、宿泊先のビジネスホテルへ早朝にお伺いして対応させていただきました」

 個人から寄せられる要望に応えるだけでなく、裁判所から依頼を受けて強制執行する建物の鍵を開けるなど、豊富な実績を頼りに、公的機関からも声が掛かります。

水津健志 すいづたけし

#chapter3

手先の器用さが強み。車に関するニュースにアンテナを張り情報収集

 幼い頃から手先が器用だったという水津さん。「5歳の頃から父親になたやのこぎりを持たされて、いろいろなものを作っていましたね。自転車を分解して組み立てたり、高校時代はバイクもメンテナンスしていました」と振り返ります。

 卒業後は自動車整備士としてディーラーに勤務。集中力が求められる細かい作業を強みに、1994年に鍵専門のフランチャイズ店となりますが順風満帆とはいきませんでした。
 「加盟して半年後に、運営本部がなくなったのです。路頭に迷いかけましたが、同業者の先輩たちのアドバイスを受け、職業別電話帳に広告を掲載。それでも看板のない零細業者にすぐお客さまが付くはずもなく、しばらくはアルバイトで食いつなぐなど、苦しい時代が続きました」

 それでもインターネットの普及に伴い、ホームページを立ち上げてアピールしたことや、何より水津さんの腕が口コミで広まったこともあり、徐々に顧客を獲得。同業者からも信頼を寄せられる事業者に成長しました。

 新車販売のニュースにアンテナを張るなど、車に関する情報収集に余念がない水津さん。
 「かつては中古車店に行って鍵を見せてもらい、形を覚えて帰るということもしていました。最近はメーカーのホームページに出ている取扱説明書を参考にしますね」

 衛星通信で施錠する車が登場するなど、自動車の技術は目まぐるしく変わっています。「車に鍵穴がある限り、この仕事を続けるつもり。時代に置いて行かれないよう、日々勉強を重ねます」と力を込めます。

(取材年月:2023年3月)

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水津健志

鍵の交換や解錠、スペアキー作製の専門家

水津健志プロ

鍵の作製、修理、解錠

キーレスキューサービス

建物の鍵と比べて特殊とされる自動車の鍵。30年の豊富な経験から、国産車、外車問わず作製いたします。紛失、閉じ込めのトラブルでは現場まで出張対応。その場で解決いたします。

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