健康的に上達を図るゴルフインストラクター
小森剛
Mybestpro Interview
健康的に上達を図るゴルフインストラクター
小森剛
#chapter1
横浜や鎌倉、藤沢などでゴルフスクールを運営する“ゴルフハウス湘南”。その代表として、ゴルフインストラクターとして活躍する小森剛さん。最新運動プログラムを取り入れたレッスン方法は、ほかのゴルフスクールと比べて進化系とも言える素晴らしいものです。
「クラブを握って打席レッスンをする前に、運動プログラムによる体のコンディショニング指導を行います。これによって姿勢を改善し、脳と体を活性化させます。運動能力を高めてゴルフをやさしく上達させることはもちろん、肩こりや腰痛のケアや体調を整えるなどの健康維持やダイエット効果も期待できます」
運動プログラムとは、運動補助器具を使って行う“ゴルフフィットネス”のこと。腰や肩が痛いといった悩みに対する効果が見込めた上にゴルフも上達するというのはうれしい限りです。
「『ゴルフのレッスンに来ているのに、エクササイズに時間が割かれるのは……』と不満をおっしゃるスクール生の方は、ほとんどいません。というのは、その手軽さと効果の早さにあると思われます。ゴルフレッスンは上達が難しいスポーツですが、体のコンディションを整えることで健康を実感できるとようになれば、運動能力もアップします。さらに、思い通りの飛距離やスイングができるようになれば、ゴルフだけでなく、人生までも楽しいものになります」
#chapter2
この健康維持のための運動プログラムを取り入れたのは、6~7年前のこと。それまでは、いわゆる従来のゴルフレッスンを行っていたのですが、技術的なことばかりにこだわるあまりに、余計に体がきつくなってしまう人が多いことに、疑問を持ち始めたのがきっかけだとか。
「プロスポーツ選手から一般の方まで、コンディショニングや体づくりを行う『ハルスポーツ』を主宰するハル常住さんとの出会いが、指導内容を大きく変えました。今では、その運動プログラム「ハルメソッド」のインストラクターとして、自分のスクールはもちろん、ほかのスクールや高校・大学の運動部などにも出向き、指導しています」
常に新しい挑戦を行い、よりよい方向を目指す姿勢の小森さん。意外なことに大学卒業後は、電子部品メーカーに就職。技術系コンピュータのシステム管理を行う会社員生活を6年間送りました。
「仕事そのものはもちろんですが、後輩や部下に指導することが好きでした。ゴルフは趣味としてやっていたのですが、こちらも教えることが好きでしたね。相手が理解して進化することに、やりがいやうれしさを感じる性分なのでしょう」
とはいうものの、電子部品メーカーの社員からゴルフインストラクターへ、というのは、思い切った転身でした。
#chapter3
「ゴルフそのものが好きなんですね。よく言われる表現で『ゴルフは人生の縮図だ』というのがありますが、その通りだと思います。バンカーや池など困難なものがあって、“これさえなければうまくいくのに”という場面が多々ありますが、これらがなければゴルフは面白くありません。まさに、山あり谷あり。たいへんだけど克服したときの達成感と喜びはとても大きいものがあります」
困難を困難ととらえず、人生に無駄はないと考えるポジティブさ。自らも前身の会社員生活も貴重な体験として生かしていることから、現在の指導者という立場に限らず、「どんな職業の人も異なる分野を経験していることは財産になる」と小森さんは考えています。
「人生もゴルフも、他人と過去と外部環境によって、マイナスにもプラスにも変化していきます。これを生かすのは自分次第です。モチベーションを高めるために、脳と体を活性化するために、体を動かす動物である人間は運動することがいちばんだと思います」
ゴルフは人生そのものと語る小森さんのこれからの目標をたずねました。
「よいと思われる理論や哲学などをどんどん取り入れていき、運動指導者の地位を向上し、ゴルフ業界をはじめスポーツ業界全体を活性化し、多くの人を元気に幸せにしていきたいですね」
(取材年月:2011年4月)
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Profile
健康的に上達を図るゴルフインストラクター
小森剛プロ
スポーツインストラクター
有限会社ゴルフハウス湘南
一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。
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