マンション管理全般に関する問題をオーダーメイドでサポート（1/3）

マンション管理の問題を解決へと導くマンション管理士

　2001年のマンション管理適正化法（マンションの管理の適正化の推進に関する法律）施行により誕生した国家資格、マンション管理士。その第一期生として活躍しているのが川原一守さんです。
　マンション管理士とは管理組合からの相談に応じて、適切なサポートやアドバイスを行うマンション管理の専門家です。管理組合運営をめぐる問題解決から、規約・居住ルールの見直し、長期修繕計画策定にいたるまで、マンション管理運営に関する相談の受け皿となり、快適なマンションライフを支えています。
　マンション管理士・行政書士川原一守事務所は、そのパイオニア的な存在。2002年の開設以来、神奈川、東京を中心とするマンションの管理運営コンサルタントとして尽力しています。年間に寄せられる相談件数は約500件、顧問契約を交わす管理組合は20数件に上ります。
　「比較的築年数の古い公団団地から新しいタワーマンションまで、あらゆる分譲マンションの管理組合からの相談に応じています。心がけているのはオーダーメイドの対応。それぞれ居住形態や戸数、住環境が異なりますから、ほかのマンションでの成功事例が通用するとは限りません。ご依頼ごとに最善の提案をして、問題解決をサポートしています」
　
　メールでの相談は無料。管理組合などから相談を受けると、解決への大まかな流れと料金を提示し、契約が成立すると具体的な解決策を提案・実行していきます。
　修繕費積立金不足に関する問題や管理会社への不満など、相談内容はさまざまだとか。いずれの案件も、当該マンションの建築当初からの成立ちを理解した上で解決策を講じていくそうです。
　「それぞれのマンションには歴史があり、その積み重ねの中でルールや規約がつくられています。現在までの経緯を十分把握し、そのマンションにあわせて、解決に導くストーリーを練り上げます」

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