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小口哲司

住宅・建築のプロが認める厚木の塗装リフォーム職人

小口哲司(おぐちてつじ) / 住宅塗装職人

株式会社アイビーリフォーム

コラム

外壁タイルのメリット・デメリット!

戸建て住宅で外壁タイルが占める割合は高くはありませんが、しかし、根強い人気があります。

外壁タイルの魅力について

塗り替えリフォーム専門店アイビーリフォーム代表親方の小口哲司です。
外壁タイルの魅力については、高級感、重厚さなどがあげられますが、近年の技術革新もあって現在、外壁タイルはデザインバリエーションが豊富になっています。どっしりとした重厚感を出すこともできますし、洗練されたシャープさや現代的でおしゃれな雰囲気を醸し出すこともできます。

機能面でも外壁タイルは優れた素材です。陶器と同じ作られ方ですから、強く、他の外壁材にはない防水性を持っています。
機能面においても技術革新は進み、太陽の光で汚れを分解し、雨で洗い流す「セルフクリーニング効果」を持ったものも開発されています。もともと汚れににくい素材ですが、本来持っている美しさをこれまで以上に長く保つことができます。

強く、防水性があり、汚れにくいということは、メンテナンスの手間がかからないということになります。つまり、もし弱ければひび割れができるなどしてその補修が必要になりますし、防水性が低ければタイル自体や下地が傷みやすく、やはり、メンテナンスが必要です。

また、汚れやすいと洗浄を繰り返さなければなりません。外壁タイルにはこうした補修・メンテナンスの必要性が少ないのです。

外壁タイルのデメリットとは?

しかし、その外壁タイルにもデメリットはあります。一つは、外壁タイルは窯業系サイディングなどに比べ、設置費用が割高になることです。
ただ、初期の設置費用、つまり、イニシャルコストは高いものの、その後の補修・メンテナンス費を20年、30年というスパンで考えれば、窯業系サイディングと変わらない、あるいは割安になることが考えられます。
イニシャルコストとトータルコストをどう考えるかということになるでしょう。

また、外壁タイルは補修・メンテナンスの必要性が少ないとは言うものの、完全にメンテナンスフリーとは言えません。台風などで飛来物がぶつかり、タイルにひびが入ることも考えられます。
一番心配になるのは「タイルが剥がれ落ちたりしないか」ということでしょう。万一、そうしたことが起こり、ご家族、あるいは通行中の方に当たった場合、大きな怪我を負うことになりかねません。

しかし、築30年を越す古いマンションなどの場合、タイルを貼り付ける接着剤の劣化によってタイルが剥がれる、落下するという心配がありましたが、この点も、近年の技術革新によって大幅に改善され、経年劣化によるタイルの剥離・落下はほとんどないと言えるまでになっています。万一、剥離・落下があった場合、正しい施工を行なっていたかどうかが問題になります。

あるいは、正しい施工をする業者を選択しなければならない、ということがデメリットということになるかもしれませんが、この点については、外壁タイルに限りません。他の外壁材についても正しい施工をする業者を選択しなければ数年で不具合が生じてしまいます。

外壁タイルのメンテナンスについて

外壁タイルのメンテナンスとして考えられるものをいくつか見てみましょう。

①タイルの浮き
タイルの接着不良によってタイルが浮いてしまった状態です。もし、ご自宅の外壁タイルの浮きが心配であれば専門家に点検してもらいましょう。

点検にあたっては「打診棒」を用います。「打診棒」という名前から、外壁タイルを叩いて点検すると思われるかもしれませんが、叩くのではなく打診棒の先端でタイル面を撫でる、あるいは、転がすようにして音の変化を聴き取り、浮きのあるなしを判断します。目視ではわかりにくい部分も専門家は音ではっきりと判断することができます。

②目地の不具合
タイルとタイルの間、目地部分に不具合が生じるとタイルが剥がれる可能性があります。これも主な原因は施工不良と言えますが、もし不具合があったら早めに専門家に依頼し、補修してもらいましょう。

③シーリングの打ち直し
外壁タイルには伸縮目地と呼ばれる目地を設けます。外壁に加わる衝撃を吸収するための目地で、規則的に並んだタイルとタイルの間の細い目地ではなく、やや太い目地です。

伸縮目地にはシーリング材を充填しますが、このシーリング材が劣化した場合、メンテナンスが必要になります。古いシーリングを取り除き新しいシーリング材を充填します。

外壁タイルは、窯業系サイディングなどに比べメンテナンスの必要性がずっと少ないのは事実です。しかし、一部の施工業者が営業トークに使う「まったくメンテナンスの必要がありません」というのは言い過ぎで、その点では注意が必要です。

外壁タイルが優れた外壁材であることは事実であり、窯業系サイディングから外壁タイルへのリフォームも可能です。
外壁タイルに関心をお持ちであれば、ぜひ、お気軽にご連絡下さい。

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