歯と歯並びの役割

人の歯は親知らずを除いて、上下２８本の永久歯があります。
歯は何のためにあるか歯の役割はどんなものがあるか考えてみたことはありますか？

歯は第一に食べるための役目を担っています。
食物を前歯で噛み切り、奥歯ですり潰します。噛んだ食べ物を飲みこむときは、上下の歯が咬み合っています。
食べることは生命の維持と関わっています。このことから野生動物の中には、歯を失うと命を落とすものが多く存在するのです。

他に歯の重要な役目の一つとして、発音を助ける働きがあります。
肺から出された空気が声帯で振動し、唇や舌、鼻、歯、口蓋などの協力によって様々な発音を行うことができます。歯並びが悪い人の発音は息が漏れて不明瞭になり、コミュニケーションに影響を及ぼします。特に受け口や出っ歯、開咬の人の場合、息が漏れやすいといった症状が見られる場合があります。

また、機能的な働きばかりではなく、歯並びには口元の表情を作り、美に影響を与える大事な役割があります。きれいな歯並びが口元から見られる笑顔は、相手へ好印象を与えます。
凸凹の歯並びや汚れた歯は相手へマイナスの印象を与えかねず、さらに、悪い歯並びを放置しておくと、顎の関節の位置のずれを生じたり、顔の成長発育に影響を与え、顔の変形の原因になったりする可能性があります。


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