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企業の要望に沿ったオリジナルのプログラムで実用的なマナーを習得

人を敬う心“接遇”を伝えるビジネスマナーのプロ

谷澤優花

谷澤優花 たにざわゆうか
谷澤優花 たにざわゆうか

#chapter1

ビジネスマナー講師として円滑なコミュニケーションの方法を提案

 「ビジネスマナー・接遇」を通して円滑なコミュニケーションの方法を提案しているのは、ビジネスマナー講師の谷澤優花さん。言葉一つひとつに想いをのせ、聴く人の心に響く優しい語り口調が印象的です。

 香川県を拠点に活動範囲は全国におよび、企業や官公庁、医療機関、求職者支援訓練、中学・高校、大学・専門学校と、顧客の業種や年齢の幅は広く講演や研修の実績も多数。
「ビジネスマナー講師として団体に属さず個人で活動している最大の理由は、依頼主の予算や今後の見通し、要望に合わせた細やかな研修を行うため」と話し、企業が抱えるクレーム案件を事前にヒアリングするなど、現場の声を大切にしたオリジナルのプログラムを構築しています。

 依頼主の方向性に添った研修ステップと目標達成までのアフターフォローにも力を入れているため、1回の実施にとどまらず定期的・長期的な継続依頼が多いのも特徴。特に建設業界の現場マナー、製造業・運輸業といったこれまで「接遇」とは無縁だと思われていた業種からの依頼も増えています。

「初めての人でも研修に取り組みやすいように、PowerPointの視覚効果で理解を促し、ワークシートに書き込むことで、知識やスキルを確実に身に付けることができます」と谷澤さん。受け身の研修ではなく、グループワークの参加型カリキュラムで実践的な会話力の養成や、場面ごとのロールプレイングを重視。ロールプレイングでは動画撮影し、その場で受講者と確認することで『自らの気づき』を促し改善に導いています。

「知識を定着させるために、研修の最後には『学びの振り返り』の時間を設けています。ご依頼いただく企業と向き合い作り上げたプログラムは、研修を受講された社員の方からも『理解しやすく取り組みやすい』といったご感想をいただいています」と谷澤さん。

#chapter2

「人を敬う心=接遇」の大切さを身をもって知ったことが原動力に

 幼い頃から実家の日本料理店の手伝いをして“おもてなしの心”を学んだ谷澤さんが「人を敬う心=接遇」の重要性を痛感したのは学生時代。ミス高松として日本各地に観光PRや市長への表敬訪問していた頃です。

「表敬訪問の際には、訪問先の県や市の魅力などを事前にリサーチし、訪れることができた喜びを先方の市長に伝える努力をしました。私が香川や高松のこと伝えたいように、市長も、自分の住んでいる市に対する思いと郷土愛をお持ちです。伺った先で一方的にこちらの言いたいことだけ伝えて帰るのでは、いけないと感じました」

 これはビジネスでの会話でも同じこと。相手を尊重して話をしっかり聞いた上で自分を語り始めた方が、相手に思いが伝わりやすいことを身をもって知ったそうです。

 卒業後に建設会社の秘書室で働いた後、企画演出会社のプロジェクトマネージャーとして勤務。取引先の社長から講演の依頼を受けたことを皮切りに、経済同友会など各種団体や企業からの講演依頼が口コミで増えていきました。その後結婚、出産・育児を経て、坂出市教育委員会の教育委員に任命されます。4年間の任期中に教育現場で得た、知識や自主性を尊重した授業展開のノウハウが現在の指導方法にも活かされています。

 また教育行政だけでなく、坂出警察署協議会委員として三期務め、香川県の警察学校・消防学校の初任科生の授業を担当。異色のビジネスマナー講師として活動の幅も広がっています。

谷澤優花 たにざわゆうか

#chapter3

ビジネスマナーを身に付けることで自分を取り巻く世界に変化を

 ビジネスマナーというとお辞儀の角度やルールなど、堅苦しく難しいイメージが先行しがち。しかし、目の前の人を大切に思う気持ちを表現する手段やノウハウを身に付けることで、自分を取り巻く世界は大きく変わります。

「周囲に『ありがとう』の気持ちを伝えれば、きっと自分のもとにその温かい気持ちがかえってきます。私が感じてきたように、研修を受ける方にもお客さまの反応や職場の関係を通して実感していただきたい。そして一人ひとりの良さが活かされ努力してきたことが、お花のように咲いてほしいと願っています」

「職場でその人らしい美しい花を咲かすために一番大切なことは、目に見えない根の部分です。人の『心』も根と同じく見えませんが不可欠。見えない心“敬う気持ち”をいかに表現するかを指導することが私の使命です」と講師としての指針を語ります。

「今後は、うわべのテクニックではない『根=受講者の心』を大きく成長させるお手伝いをしていきたい。それには土壌改良と水やりが欠かせません。ビジネスマナーや接遇は、研修を受講される方にとって『心の栄養』であるべき」と谷澤さん。

 だからこそ、座学での知識の詰め込みではない、受講者同士の関わり合いを多く取り入れ、笑顔あふれる体験型の研修スタイルが培われたのでしょう。そんな谷澤さんのもとで「人を敬う心=接遇」を学んでみませんか?

(取材年月:2019年1月)

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谷澤優花

人を敬う心“接遇”を伝えるビジネスマナーのプロ

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ビジネスマナー講師

谷澤優花

問題点や実際のクレーム案件など企業ごとに内容を把握した上で、研修の内容を組み立てています。研修中や研修フォローにIT技術を導入。現場ですぐに実践できるビジネスマナー・接遇を分かりやすく指導しています。

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