歯科医院の経営に関するノウハウをサポートするプロ
多田慎二
Mybestpro Interview
歯科医院の経営に関するノウハウをサポートするプロ
多田慎二
#chapter1
「デンタルアシスト」はその名の通り、歯科医院に関する診療報酬請求をはじめ、経営面で全面的に医院をアシストする、県内でも希少なジャンルの会社です。歯科医院の事務長として活躍していた経験を基に、顧問である多田さんは県内外150以上の医院をコンサルティングしてきた実績があります。
現在、年々医療費が増加し、国庫財政を圧迫している状況下において、国の対策は医療費抑制にシフトする傾向にあります。全国的にみても歯科医院は増加傾向にあるため、同業者間の競争も激化。このような厳しい歯科業界の環境において医療機関の収入のほとんどを占める診療報酬を適正かつ漏れなく請求することは、医院経営において必須です。そこに着目した多田さん。
「診療報酬の算定方法は、難解かつ流動的であり、歯科医師や医療事務担当者のスキルとレベルにより診療報酬請求が適正か否かは左右されます。そこで、歯科医院の事務長としての実務経験を活かし、豊富な経験と数多くの歯科医院に関与した実績から適正な歯科診療報酬請求をサポートすることを目指しています」
医院が提出したレセプトが返戻・査定されないような対策や増点・請求漏れ対策についてのアドバイスやレセプト請求内容の精度を客観的に調査する等のサポートに従事している多田さんは、医院が安心できる歯科診療報酬請求を全面的にバックアップしています。
#chapter2
近年、歯科医院の増加傾向はとどまらない反面、人口は減少傾向にあるため、比例して一医院当たりの人口比率も減少しています。このようなことから必然的に一医院のレセプト枚数は減少し、患者の実日数が増えることから、患者一人当たりの点数は増加することになります。
しかし、各医院において、一定の平均点数よりレセプト一枚当たりの平均点数が高くなると、地方厚生局の個別指導の対象となる場合があります。これは適正な診療報酬の請求をしていても起こり得ること。また、新規に歯科医院を開業した場合もこの個別指導を受けることになります。この個別指導では、診療報酬が適正に請求されたかどうかを提出されたレセプトやカルテ・レントゲン等の数多くの資料から精査されます。その結果、誤りや指摘事項があると今後の改善対策の報告が必要となり、場合によっては診療報酬の返金もあります。また、指摘事項が多いと再度の個別指導を受ける場合もあり、重大な不正や請求誤りがあると保険医療機関の取り消しという重大な事態もあり得ます。
このような事態に陥らないためにも、カルテ記載を適切に行い、診療行為に基づいた適正な診療報酬請求を行うことが重要です。厚生労働省令である療養担当規則、健康保険法、疑義解釈等を熟知している多田さんの経験と実績により、カルテ記載方法の指導やチェック並びに個別指導対策のサポートを行い、歯科医院のリスクマネジメントをバックアップしています。
#chapter3
多田さんはこれまでに香川県歯科技術専門学校や穴吹カレッジ・オブ・ビジネスの講師なども経験し、現在は四国医療福祉専門学校の歯科医療事務の非常勤講師に就任しています。
このように講師として歯科医療事務、診療録管理、病院管理学、歯科英語実務等について35年という長年の経験があります。また、香川県保険医協会主催の研修会講師や歯科医療事務資格試験の講師、数多くの公的機関や医療機関委託の研修会講師の実績により、歯科保険点数算定講習会、点数改定講習会、個別指導対策講習会、その他歯科医院に関する研修会を歯科医院等のニーズに合わせて実務的かつわかりやすく実施しています。
大きな医院から小さな医院まで、親身になって丁寧にアドバイスしてくれる多田さんへの信頼は厚く、多くの歯科医師が多田さんを頼りにしています。それは、これまで歯科医院に特化し、持ち前の好奇心と探究心を武器に、誰よりも多田さん自身が勉強を積み重ねてきた賜物。ケースbyケースな上、デリケートかつ正確性を求められる業務だからこそ、多田さんにならお願いしたいという医院が後を絶ちません。今後もニーズがさらに高まる分野だからこそ、近年では後継者育成にも力を注いでいる多田さん。今後の活躍から目が離せません。
(取材年月:2017年9月)
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歯科医院の経営に関するノウハウをサポートするプロ
多田慎二プロ
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デンタルアシスト
歯科医院の保険請求事務や個別指導対策など歯科医院経営全般をサポート。適正な診療報酬請求と増点・請求漏れ対策、個別指導対策をはじめ、講習会の開催など、あらゆる面から歯科医院経営をお手伝いします。
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